「険阻」の意味とは!類語や言い換え
「険阻」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「険阻」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「険阻」とは?
- 「険阻」の表現の使い方
- 「険阻」を使った例文と意味を解釈
- 「険阻」の類語や類義語・言い換え
「険阻」とは?
「険阻」とは二通りの意味がある言葉です。
一つは、地勢が険しい様子、またその場所のことを言います。
もう一つの意味は、表情や性格が刺々しいことを言います。
- 「険阻」の読み方
「険阻」の読み方
「険阻」と書いて「けんそ」と読みます。
「険阻」の表現の使い方
「険阻」とは二通りの意味合いがある言葉ですから、使い方も二通りとなります。
一つ目は、地勢が険しいという意味での使い方ですが、これは「険阻な山地」という風に使います。
もう一つめの表情、性格が刺々しいという意味では「険阻な顔つき」「険阻な顔をしていた」などと使います。
前後にある言葉を見ればどちらの意味合いか判断は容易にできるでしょう。
「険阻」を使った例文と意味を解釈
それでは「険阻」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「険阻」を使った例文1
- 「険阻」を使った例文2
「険阻」を使った例文1
「あの辺りは、険阻な山道になっているから大変だろう」
「険阻」とは地勢が険しいという意味です。
「険阻な山道」とあれば、作業するのも、歩くのも、いずれにせよ平地に比べて難儀であるということを例文は言い表しているのです。
「険阻」を使った例文2
「彼女の内面は、険阻な顔つきに表れている」
「険阻」とは表情や性格が、意地悪できついという意味です。
つまりそれは、内面が表情に表れているということでもあります。
「険阻」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「険阻」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「急峻」【きゅうしゅん】
- 「難険」【なんけん】
- 「険のある」【けんのある】
- 「ぶっきら棒」【ぶっきらぼう】
「急峻」【きゅうしゅん】
「急峻」とは傾斜が急で、険しいことを言います。
「急峻な岩場なので近づかない方がいい」という風に使います。
「難険」【なんけん】
「難険」とは非常に険しいこと、またその場所を言います。
「険のある」【けんのある】
「険のある」の「険」とは山などが険しいこと、またその土地のことという意味と、顔の表情、言葉の言い方などに表れる、冷たさ、きつい感じのことを言います。
「何か、険のある言い方をするね」「あの人、年をとって険のある表情になってきたなあ」などと言います。
「ぶっきら棒」【ぶっきらぼう】
「ぶっきら棒」とは話し方、態度に愛想がないことを言います。
「ぶっきら棒な口を利く」「あの人、いつもぶっきら棒で感じ悪い」「ぶっきら棒に言うと、すぐに姿を消した」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「険阻」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「険阻」とは地勢が険しいことやそのような場所のことという意味と、表情や性格が刺々しいという意味と二つの意味合いがあることを覚えておきましょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。