「覆す」の意味とは！類語や言い換え

「覆す」とは?

「覆す」とは、「ひっくり返す」、「裏返し・さかさまにする」、「打ち倒す」、「滅ぼす」と言ったような意味があります。

また、「従来の考え方や進め方、あり方を根本的に変えていく」という意味も含まれています。

• 「覆す」の読み方

「覆す」の読み方

「覆す」は「くつがえす」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックして覚えておくようにしましょう。

「覆す」の表現の使い方

「覆す」は色々な意味がありますが、「ひっくり返す」という意味では、「体制や組織を壊して新しい仕組みを作る」という場面で使われています。

また、「考え方を変える」という意味からすると、「主張を覆す」という場面で使われるので、「従来の意見をなくして別の考え方を提示する」ようなことを指しています。

「覆す」を使った例文と意味を解釈

では、ここで「覆す」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。

• 「覆す」を使った例文1
• 「覆す」を使った例文2

「覆す」を使った例文1

「ついに悪政を強いていた政府を覆して、新たな政府を樹立することに成功したのです」

この例文に見るように、「組織や体制を壊して新しい仕組みを確立させる」という意味で使われることがあります。

世界では、未だに国民を強いたげるような国があります。

国内の反対勢力が政権を奪取して、民主的な国作りに進んで行くことがありますが、時には外圧によって、新しい政府が作られることもあります。

「覆す」を使った例文2

「最高裁は、地裁の判決を覆して、被告人を無罪としたのです」

裁判でも「覆す」という言葉が時折、使われています。

テレビやネットでも、社会的に大きな話題となった犯罪の判決が「覆される」報道が流れることがあります。

冤罪で判決が覆されることは、当然のことですが、事の真相は闇の中と言った所でしょうか。

裁判の行方を見守っている人の心境は複雑です。

「覆す」の類語や類義語・言い換え

「覆す」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。

• 「引っくり返す」【ひっくりかえす】
• 「叩き壊す」【たたきこわす】

「引っくり返す」【ひっくりかえす】

「ひっくり返す」という言葉も「覆す」の類義語として使うことができます。

「直立したか通常の位置からひっくり返えさせる」という意味がありますが、「仕組み・体制を根本から大きく変えていく」という意味でも解釈することができます。

この場合、「古い仕組みをひっくり返す」といったような使い方になります。

「叩き壊す」【たたきこわす】

「叩き壊す」という表現もありますが、「破壊する」という意味で、「新たなことを創造する」という「破壊」の後の「創造」のステップも含まれる場合でも使われています。