「新前」の意味とは!類語や言い換え
この「新前」は、業界によっては盛んに使われる言葉です。
目次
- 「新前」とは?
- 「新前」の表現の使い方
- 「新前」を使った例文と意味を解釈
- 「新前」の類語や類義語・言い換え
「新前」とは?
「新前」とは、主に職種やその業界において、新しく入ってきたばかりの人を指して使います。
「君が先週から入ってきた新前?」などとバイト先で言われたことがある人も居るでしょう。
ですが、業界によってはあまり使わない言葉で、主に飲食業や職人の世界で使われています。
その理由は定かではありませんが、一人前になるにはそれなりの修行が必要な業界で好んで用いられています。
- 「新前」の読み方
「新前」の読み方
「新前」は、「しんまえ」と読む言葉です。
語源ははっきりとしていませんが、先のように修行して一人前になる職種や業界にて、まだ「新しい人」で、それまでに働いている人の「前の段階」といった意味から作られた言葉だと考えられています。
「新前」の表現の使い方
新しい人のことを「新前」と呼ぶ場合に、いつまでそのように呼べるのかという問題があります。
これについては特に決まりのようなものはなく、まだ基本も分かっていないと思えば、入ってきてから半年が過ぎてもこの「新前」でかまいません
業界によっては1年が経過しても「新前」のままで、3年程度経って、初めてそう呼ばれなくなるという場合もあります。
よって、期間もさることながら、主としてその職種や業界での「技量」で判断されると考えていいでしょう。
「新前」を使った例文と意味を解釈
「新前」を使った例文と、その意味の解釈です。
このように呼ばれるのを好む人はあまり居ないと思いますが、最初のうちは仕方がないことです。
- 「新前」を使った例文1
- 「新前」を使った例文2
「新前」を使った例文1
「この前、やっと新前が1人入ってきたよ」
人手不足の職業も多いと言われている昨今、やっと新しい人が入ってきたと使っています。
この呼び方で表現するということは、飲食業や職人の世界の話だと考えられます。
「新前」を使った例文2
「この店に勤めて3ヶ月だが、やっと新前とは呼ばれなくなってきた」
「新前」と呼ばれる1つの目安が、この3ヶ月だと考えていいかも知れません。
ですが、まだまだ未熟だと思われていたり、厳しい職人の世界では、もっと長い期間「新前」のままのことも多いです。
「新前」の類語や類義語・言い換え
「新前」と似た意味で使える言葉です。
どれも言い換え表現として使えます。
- 「新人」【しんじん】
- 「新米」【しんまい】
「新人」【しんじん】
「新前」とほとんど一緒の意味で使えます。
この言葉は、職種や業界を問わず、新しい人に対して用いることができます。
「新米」【しんまい】
「その年に収穫したお米」という意味以外に、そこから転じて、「新前」の意味で使っています。
その「新前」と同様に、職種や業界を選ぶ言葉です。
響きも似ていることから、こちらもよく使われます。
どのような職種や業界でも、早く「新前」と呼ばれることから脱するのが当面の目標だと言えるでしょう。
そう呼ばれなくなれば、まだ一人前とは言えなくても、それなりの評価は受けている(そのような立場になった)と解釈していいかも知れません。