「決別」の意味とは!類語や言い換え
「決別」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「決別」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「決別」とは?
- 「決別」の表現の使い方
- 「決別」を使った例文と意味を解釈
- 「決別」の類語や類義語・言い換え
「決別」とは?
「決別」というのは「さよならを告げて、立ち去ること」、「一緒にいた者同士が、別離すること」という意味を待ちます。
再び会うことのない別れを指しており、「故郷に決別する」などと使われます。
例えば、誰もが知る修道女マザーテレサはユーゴスラビアで生まれ育ち、インドのカルカッタの人々を助けるため、故郷を離れました。
彼女は二度と故郷に戻る事は無い、二度と家族に会う事は無い、という覚悟を持ってユーゴスラビアを離れたのです。
まさに「マザーテレサは故郷に決別した」と言えます。
- 「決別」の読み方
「決別」の読み方
「決別」という表現は「けつべつ」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「決別」の表現の使い方
「決別」という表現は人間関係が解消される時にも使いますし、政治でも使われることがあります。
例えば、今までヒモ男と付き合っていたけれどその人と別れることを決めた、その人と二度と関わらないことにした、などという場合は「今までのヒモ男と決別します」と表現できます。
また、例えば「日本はこの国と決別を決めた」ということであれば、その国と関わらない、交流を持たない、ということを決定したという意味になります。
自分の悪い習慣に対しても、もしもこの習慣を止めるということを決めたならば「決別」という表現が使えます。
「決別」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「決別」を使った例文1
- 「決別」を使った例文2
「決別」を使った例文1
「彼女は恋人と決別した」
恋人との別れを決めた、恋人と二度と関わらないことに決めた、ということであれば「決別」という表現が使えます。
今まで恋人に迷惑をかけられてきている場合、周りからも「別れたら?」などと言われることがあるのではないでしょうか。
しかしいつまでたっても別れられなかった、それでも今になって別れようと感じた、などというときにはこの表現が使えます。
「決別」を使った例文2
「健康診断で問題を指摘され、彼は喫煙と決別した」
喫煙や飲酒はなかなか止められないものですよね。
その一方で、健康診断で問題を指摘されたことで止めなければいけない状況に陥った、という人もいるのではないでしょうか。
健康診断で問題を指摘されたら、やめないわけにはいかないですよね。
言い換えれば、そこで初めて喫煙や飲酒をやめる決断ができた、ということもあるかもしれません。
「決別」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「お別れ」【おわかれ】
- 「いとまごい」
「お別れ」【おわかれ】
「お別れ」というのは別れをそうした表現です。
一緒にいたものが離ればなれになることを指します。
「いとまごい」
「いとまごい」というのは別れを告げること、別れの挨拶、という意味です。
例えば「故郷に帰るためにいとまごいにまいりました」などと表現できます。
悪い習慣や悪い人間関係とは「決別」していかなければいけません。
その決断は辛いものですが、自分のためにもしっかりと決めたいですね。