「墓参」とは?意味や読み方・宗教別の違いも解説!
「墓参」は、毎年お盆の時期に行われることが多い行事だと言えるでしょう。
目次
- 「墓参」とは?
- 「墓参」の概要
「墓参」とは?
「墓参」は、お墓を訪れることです。
この言葉だけでは、先祖代々のそれから、全く他人の墓に出向くことまで一緒くたに表している為、「○○に墓参した」のように、具体的な対象を含めて使う言葉です。
ですが、「お盆に墓参した」と言えば、まずその家のお墓のことだと解釈できるように、訪れた時期だけで判断できる場合もあります。
- 「墓参」の読み方
「墓参」の読み方
「墓参」は、「ぼさん」と読んでください。
後ろに「り」を付けると「はかまいり」となり、こちらの言葉の方がよく使われています。
意味は全く一緒で、「り」を付けない場合は「ぼさん」だと逆に覚えてもいいでしょう。
「墓参」の概要
「墓参」は、特に仏教用語という訳ではありませんが、仏教式のお墓を訪れる際に使われることが多い言葉です。
それは、キリスト教ではお墓こそありますが、死者は天に登ると考えられている為、お墓を訪れずとも、常に天から見守ってくれていると解釈されているからです。
だからと言って、キリスト教でも墓参を行わない訳ではありませんが、お盆は仏教におけるイベントと解釈されており、その時期にお墓まで出向くという習慣はありません(いつ訪れても一緒だという考え方です)。
何故、毎年お盆と呼ばれる8月15日前後の時期に墓参を行うのかと言うと、仏教では、その時期にだけ故人の霊がこの世に戻ってくるとされている為です。
「墓参」自体は、特に宗教を問わず行われる行事ですが、主に行う時期については、上の仏教とキリスト教の違いのように宗教間で違いがあると覚えておきましょう。