「土地柄」の意味とは!類語や言い換え
「土地柄」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「土地柄」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「土地柄」とは?
- 「土地柄」の表現の使い方
- 「土地柄」の類語や類義語・言い換え
「土地柄」とは?
「土地柄」というのはその土地に特有の風習、そこの住民に特有の気風、という意味になります。
地域によって様々な考え方がありますよね。
習慣や文化、考え方なども地域によって異なります。
例えば、「近所の人ととても仲良くしようというのはあの土地柄です」などと表現することもあるのではないでしょうか。
「新しく引っ越してきた人を迎えて親睦会をするのはこの地域の土地柄です」などと表現することもあるでしょう。
- 「土地柄」の読み方
「土地柄」の読み方
「土地柄」は「とちがら」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「土地柄」の表現の使い方
「土地柄」という表現はそこの住人に特有の気風、習慣、という意味で使われます。
例えば、そこで生まれてそこで育ち、同じ地元の人と結婚して生活し、新たな家庭を築き上げていくような田舎の場合、他所の人たちを受け入れようとしない「土地柄」があるかもしれません。
その一方で、都会で人の出入りが多い場合、アパートの隣の人の顔も知らないという「土地柄」があるかもしれないですよね。
このように、場所によってその地域の独特な習慣は大きく異なるものです。
例えば、「お盆になると独立した子供たちが帰ってくる土地柄」「ここはお祭りが盛り上がる土地柄」などと言われます。
「土地柄」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「土地柄」を使った例文1
- 「土地柄」を使った例文2
「土地柄」を使った例文1
「それは土地柄なので気にしないでください」
全く違う地域に引っ越したりすると、あまりにもイメージが違いすぎて驚いてしまうということがあるかもしれません。
特に田舎から都会に引っ越すと、引っ越しの挨拶に行っても隣の人がいない、なんだか歓迎されている感じがしない、などということもあるかもしれません。
その一方で田舎ならば引っ越していった人を温かく迎え、親睦会などが開催されるなどということもあるかもしれないですね。
「土地柄」を使った例文2
「ここは年寄りが多いため、ご近所付き合いが深い土地柄なんです」
どうしてもお年寄りが多い地域の場合、ご近所付き合いが濃厚になるかもしれないですね。
お互いに助け合って生活するという意味でも近所付き合いは大切ですが、やはりお互いにいろいろな話をして活気を出すということがあります。
また、長年そこに住んでいる人が多い場合はお互いのこともよく知り合っているかもしれません。
それに対して若い人たちが多い地域はお互いに忙しく、どのような人が住んでいるのかよくわからない、などということも多いのではないでしょうか。
「土地柄」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「風土」【ふうど】
- 「県民性」【けんみんせい】
「風土」【ふうど】
「風土」とはその土地の気候や地質、景観などに見られる環境という意味です。
住民の生活や文化に深く働きかけるものとしての環境を指しています。
「県民性」【けんみんせい】
「県民性」というのは都道府県ごとの県民の性質や行動についての傾向を指す表現です。
例えば沖縄はのんびりしている、愛知県は蓄財好き、京都はプライドが高い、などと言われています。
「土地柄」という表現は比較的よく使われる言い回しですのでぜひ覚えておきましょう。
新しい地域に引っ越したときにはその地域の「土地柄」を知る必要があります。