「昔日」の意味とは!類語や言い換え
皆さんは「昔日」という言葉を聞くと、どのようなことをイメージするでしょうか?
もしかすると、この言葉自体を知らない人がいるかもしれません。
そこで今回は、この「昔日」について、言葉の意味、使い方も含めてフォーカスしていこうと思います。
目次
- 「昔日」とは?
- 「昔日」の表現の使い方
- 「昔日」を使った例文と意味を解釈
- 「昔日」の類語や類義語・言い換え
「昔日」とは?
「昔日」とは、「昔」と「日」の2つの文字から成り立っている言葉で、「過去の日々」、「むかし」、「往時」、「古え(いにしえ)」。
というような意味を持っています。
- 「昔日」の読み方
「昔日」の読み方
「昔日」は「せきじつ」と読みますが、日常的に使われることが少ない言葉かもしれないので、ここできちんとチェックしておきましょう。
「昔日」の表現の使い方
「昔のこと」、「過去の日々」と言った意味を持つ「昔日」は「昔日の面影を残す」というような言い回しで使われます。
ただ、普段の会話の中に折り込んで使うというよりは、文章の中で使われることが多いように思えます。
「昔日」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「昔日」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「昔日」を使った例文1
- 「昔日」を使った例文2
「昔日」を使った例文1
「昔日のことが夢でなくて、現在が目の前で起こっていることが、まるで夢のように思えるのです」
「昔日」のことを思い出す時、あの頃が夢のように思えてなりません。
しかし、逆に今、目の前で起こっている出来事を夢に思えるようなことがあります。
それはあまりにも予想外のことであったり、過激なことや不幸なこと、うれしいことなど様々ですが、日常的な出来事とは思えないようなことが起きていることから、直視しにくいことを「夢」で置き換えているような気がします。
「昔日」を使った例文2
「ラサシティへの旅は僕にとって、昔日の夢で精神世界を望む旅だったと言えるのです」
昔から望んできた旅が、ラサシティへの旅行だったということが、彼の昔日の夢でした。
ラサとは、チベットにある街でチベット仏教の本山ですが、精神世界に関心の深い「彼」の昔からの夢がラサへの旅だったのです。
「昔日」の類語や類義語・言い換え
「昔日」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「過ぎ去った日々」【すぎさったひび】
- 「往年」【おうねん】
「過ぎ去った日々」【すぎさったひび】
「過ぎ去った日々」という表現が「昔日」の類義語的な言い回しになるでしょう。
「記憶の果てまでに過ぎて行った日々」、「かなり昔のこと」というような意味になります。
「往年」【おうねん】
「往年」という言葉も「昔日」と同じ意味を持つ言葉として扱いことができます。
「過ぎ去った年」、「昔」という意味があり、「往年の名優」、「往年のプロ」という使い方があります。
「昔日」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉はあまり聞き慣れない言葉です。
しかし、どこか叙情的な印象もあり、この言葉を使うことで、会話も優しく伝わるかもしれせん。