「質草」とは?意味や読み方・概要を解説!
この「質草」は、質屋以外でも使われることのある言葉です。
目次
- 「質草」とは?
- 「質草」の概要
「質草」とは?
「質草」とは、質屋営業において、貸したお金の担保になる品物のことです。
特に担保は必要のないキャッシング(カードローン)とは違い、質屋のシステムでは、この「質草」を預けることで、その価値に相応するお金が借りられます。
- 「質草」の読み方
「質草」の読み方
「質草」は、「しちぐさ」と読む言葉です。
質屋以外でも、「とりあえず、これは質草として預かっておく」などと、「担保」という意味で使われることがあります。
「質草」の概要
質屋における質草は、まず食品や金券類など、それにはできない物が決まっています。
そして、原則的に3ヶ月までの預かりになり、1ヶ月後にその間の利息と共に返済するか、利息のみの支払いで、1ヶ月返済を延長するかの選択になります(延長は2回まで行うことができます)。
借りたお金と利息を返済すれば、質草は返してもらえます。
ただし、1ヶ月ごとの期限に利息が支払えない場合、または預け入れから3ヶ月後の最終期限に元金の返済が行えないと、質草は没収されてしまいます。
この場合、「質流れ」と表現され、借りたお金や利息の返済義務も無くなりますが、元々この質流れしてしまう場合も想定し、質草の価値より小額しか借りられないシステムの為、決して得になることはありません。
「質草」には、ブランド物がよく利用されます。
お金が必要になった時に、売ってしまうには惜しいと思う場合には、この質草にしてお金を借りるという手があります。