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「謹呈」とは?意味や使い方!例文や解釈

「謹呈」とは、「物品をつつしんで差し上げること」を意味する謙譲語的な言葉です。

「謹呈」「意味・読み方・使い方・謹呈を使った言葉・例文と解釈・謹呈と贈呈と進呈の意味の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。

謹呈

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目次

  • 「謹呈」とは?
  • 「謹呈」の表現の使い方
  • 「謹呈」を使った言葉と意味を解釈
  • 「謹呈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「謹呈」と「贈呈」と「進呈」の意味の違い
  • 「謹呈」の類語や類義語・言い換え
  • 「謹呈」の英語と解釈


「謹呈」とは?

「謹呈」とは?

「謹呈」という表現は、「(物品・贈答品などを)敬意をこめてつつしんで差し上げること」を意味 しています。

「謹呈」というのは、「目上の人などに対して、敬意・感謝の気持ちをこめて物を差し上げること」を意味する謙譲語的な表現なのです。

更に「謹呈」には、「作家・著者が感謝の思いをこめて、家族・友人などに著作を捧げる」という意味もあります。

  • 「謹呈」の読み方

「謹呈」の読み方

「謹呈」の読み方は、「きんてい」になります。



「謹呈」の表現の使い方

「謹呈」の表現の使い方

「謹呈」の表現の使い方は、「(目上の人などに対して)敬意を示して物を差し上げる場合」「つつしんでうやうやしい態度で物をお送りする場合、著作を差し上げる場合」に使うという使い方になります。

例えば、「これはささやかですが、謹呈の品でございます」といった文章で使用できます。

「謹呈」を使った言葉と意味を解釈

「謹呈」を使った言葉と意味を解釈

「謹呈」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈します。

  • 「謹呈する」【きんていする】
  • 「謹呈の著書」【きんていのちょしょ】
  • 「謹呈された贈答品」【きんていされたぞうとうひん】

「謹呈する」【きんていする】

「謹呈する」の表現は、「うやうやしい態度で、物を差し上げること」を意味しています。

例えば、「お歳暮で何を恩師に謹呈しようか考えているところです」などの文章で使えます。

「謹呈の著書」【きんていのちょしょ】

「謹呈の著書」の言葉は、「作家(著者)が敬意・感謝の気持ちをこめて献上した本・著書」を意味しています。

例えば、「謹呈の著書は大切に保管しています」などの文章で使えます。

「謹呈された贈答品」【きんていされたぞうとうひん】

「謹呈された贈答品」の言葉は、「尊敬の気持ちをこめて贈られてきた贈答品」を意味しています。

例えば、「大切な人から謹呈された贈答品を断捨離するのは心理的に難しい」といった文章で使用されます。



「謹呈」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「謹呈」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「謹呈」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「謹呈」を使った例文1
  • 「謹呈」を使った例文2

「謹呈」を使った例文1

「過去の時代には、著名な作家・文学者・思想家は親しい友人・恋人などに著作を謹呈する習慣がありました」

この「謹呈」を使った例文は、「過去の時代には、著名な作家・文学者・思想家は親しい友人・恋人などに著作を感謝をこめて献上する習慣があった」を意味しています。

「謹呈」を使った例文2

「自分に良くしてくれた相手に対して、何か謹呈の品物を差し上げたいと思う気持ちは、好意の返報性に由来しています」

この「謹呈」を使った例文は、「自分に良くしてくれた相手に対して、何かうやうやしく品物を差し上げたいと思う感謝の気持ちは、好意の返報性に由来している」を意味しています。

「謹呈」と「贈呈」と「進呈」の意味の違い

「謹呈」と「贈呈」と「進呈」の意味の違い

「謹呈(きんてい)」の表現は「敬意を示してつつしんで物を差し上げること」を意味していて、主に「礼儀正しくかしこまるような場面・相手に対して強い敬意を示したい時」に使われます。

「贈呈(ぞうてい)」の表現は「謹呈よりは弱い敬意をこめて物を差し上げること・贈ること」を意味していて、主に「表彰などの晴れがましい場面・儀礼的なかしこまった場面」で使われる傾向があります。

「進呈(しんてい)」の表現は「贈呈よりも更に弱い敬意をこめて物を差し上げること・贈ること」を意味していて、「つまらないものですが、お受け取り下さい」といったニュアンスを含んでいます。

「進呈」は目下の人から目上の人に贈り物をする時に使われることが多い表現です。

「謹呈・贈呈・進呈」の言葉は上記したように、「敬意の強さの違い+使用される場面の違い」があるのです。

「謹呈」の類語や類義語・言い換え

「謹呈」の類語や類義語・言い換え

「謹呈」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「お贈りする・プレゼントする」
  • 「献納・呈する」
  • 「捧げる・献ずる」

「お贈りする・プレゼントする」

「謹呈」の類義語・言い換えとして、「お贈りする・プレゼントする」があります。

「謹呈」という表現は、「相手に対する敬意を示して、物をお贈りすること」「うやうやしく敬意をこめて、プレゼントをすること」を意味しています。

それらの意味から、「謹呈」と似たような類似の意味を持つ類義語(シソーラス)として、「お贈りする・プレゼントする」という表現を指摘することができます。

「献納・呈する」

「謹呈」の類語・言い換えには、「献納・呈する」があります。

「献納」という表現は、「国家・神仏・貴人に金品などを差し上げること」を意味しています。

「呈する」という表現は、「物を差し上げること・進呈すること」を意味しています。

それらの意味から、「謹呈」の表現は「献納・呈する」という表現に言い換えることが可能なのです。

「捧げる・献ずる」

「謹呈」の類義語・言い換えとして、「捧げる・献ずる」があります。

「謹呈」という表現は、「物をうやうやしく捧げること」「上位者に対して尊敬の思いを込めて献上すること」を意味しています。

それらの意味から、「謹呈」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「捧げる・献ずる」という表現を指摘することができるのです。

「謹呈」の英語と解釈

「謹呈」の英語と解釈

「謹呈」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。

“present~with”(~に物を贈る・~にプレゼントする・英語には謙譲語はないので謹呈を意味する)

“presentation”(贈り物を上げること・プレゼントすること・謹呈)

“with the compliments of the author”(著者から敬意をこめて・著者からの著作の謹呈)

“I would like to present for you.”(あなたのためにプレゼントを差し上げたい・謹呈したい)

  • “The following words were written on the back cover of a book. With the compliments of the author.”

“The following words were written on the back cover of a book. With the compliments of the author.”

「謹呈」という言葉を使ったこの英語の例文の意味は、「次の言葉が本の裏表紙に書かれていました。

著者からの敬意をこめた謹呈の著作」
になります。

icon まとめ

「謹呈」という言葉について徹底的に解説しましたが、「謹呈」には「物品を敬意を込めてつつしんで差し上げること」「物をうやうやしく差し上げること」などの意味があります。

「謹呈」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「お贈りする・プレゼントする」「献納・呈する」「捧げる・献ずる」などがあります。

「謹呈」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。