「監視」とは?意味や使い方!例文や解釈
「監視」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「監視」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「監視」とは?
- 「監視」の表現の使い方
- 「監視」を使った言葉と意味を解釈
- 「監視」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「監視」の反対語
- 「監視」の類語や類義語・言い換え
- 「監視」の英語と解釈
「監視」とは?
「監視」とは「不都合な事が起こらないように、警戒をして、人の動きなどを見張っておくこと」を言います。
- 「監視」の読み方
「監視」の読み方
「監視」と書いて「かんし」と読みます。
「監視」の表現の使い方
「監視」とは、警戒をして、人の動向を見張っておくことを言います。
ですから、人のことをジロジロ見たり、動きを探ってくる行動に対して「監視されているようで気持ち悪い」「監視するな」などと言ったりもします。
仕事においては「監視船」「不審人物を監視する」「監視員」といったように使う言葉でもあります。
「監視」を使った言葉と意味を解釈
それでは「監視」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「監視網」
- 「監視員」
- 「監視する」
「監視網」
「監視網」とはお互いに連絡をとりながら、組織的に監視を行うことを言います。
「この監視網から逃げることはできないはずだ」、「あの厳しい監視網をかいくぐるとは恐ろしい奴だ」などと使います。
「監視員」
「監視員」とは「監視」をする係の者、またその役を言います。
危ないことがないように、安全の為に警戒、注意をして見張る役目の人のことです。
「プール監視員のバイトをしている」、「監視員は何をやっているんだ」などと使います。
「監視する」
「監視する」とは、ある人のことを注意して動向を見ていることを言います。
仕事である場合もあれば、個人的に、ある人が気になって「監視する」こともありますが、これは行き過ぎるといわゆるストーカーと同じことになります。
「家の前にゴミを捨てる疑いがある男を監視することにした」、「あいつが妙なことをしないように、引き続き監視するよ」などと使います。
「監視」を使った例文や短文など(意味を解釈)
続いて「監視」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「監視」を使った例文1
- 「監視」を使った例文2
「監視」を使った例文1
「あの人、人のことを監視でもしているのかしら、気持ち悪いわ」
不都合なことが起こらないように、警戒をして人の動きを見張ることが「監視」という言葉の意味ですが、相手からすれば勝手にジロジロと見られて気持ち悪いという行動にとらえられてしまうこともあります。
「監視」を使った例文2
「不審者を引き続き、監視していてくれ」
不審者というのは何をするかわからない、怪しい言動をする人のことを言います。
何をするのかわかるまで、目的がはっきりするまで、警戒して見張ることを「監視」と言います。
「監視」の反対語
「監視」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「油断」【ゆだん】
- 「野放し」【のばなし】
- 「ノーマーク」【のーまーく】
「油断」【ゆだん】
「油断」とは気を緩めてしまうことで、注意を怠ることを言います。
「油断していると、相手に負けてしまう」、「油断のならない相手であるから、気をつけておけ」、「油断ないように見張っておく」などと使います。
「野放し」【のばなし】
「野放し」とは、動物、鳥などを野に放して飼うこと、いわゆる放し飼いという意味で使う場合と、放任して勝手気ままにさせておくという意味の二通りあります。
「監視」の反対語としては後者の意味合いが当てはまります。
「怪しいとわかっていながら、なぜ野放しにしたのだ」、「犯罪者が野放しになっていたとは恐ろしい」、「子どもを野放しにして母親は何とも思っていない」などと使います。
「ノーマーク」【のーまーく】
「ノーマーク」とは相手に対して、注意を払わないでいることを言います。
「なぜか、彼はノーマークだった」「ノーマークだったのは間違いだった、もっと警戒しておくべきだった」などと使います。
「監視」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「監視」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「見張り」【みはり】
- 「警戒」【けいかい】
- 「観察」【かんさつ】
- 「マーク」【まーく】
- 「監督」【かんとく】
「見張り」【みはり】
「見張り」とは見て、番をしていることを言います。
またその役をしている人のことでもあります。
「順番で見張りに立とう」、「見張り番の目を盗む」、「見張り人」などと使います。
「警戒」【けいかい】
「警戒」とは悪いこと、危険なことが起こりそうな可能性がある時にそれを防ぐように用心することを言います。
「警戒色が濃い」、「私は彼女たちの動きは警戒しておいた方がいいと思う」、「警戒を怠るな」という風に使います。
「観察」【かんさつ】
「観察」とは物事の様相を、ありのままに見る、詳しく見極めることによって、事情を知ることを言います。
「観察力が鋭い人」、「夫の動きが怪しいならば、観察日記をつけておいた方がいい」、「彼女の動きを観察しておけば繋がりがわかる」などと使います。
「マーク」【まーく】
「マーク」とはある人、物などに特に目をつけて注意することを言います。
「ライバルをマークする」、「私はどうやらマークされているみたい」、「今更マークしても、そう簡単に相手は証拠など見せないよ」という風に使います。
「監督」【かんとく】
「監督」とは物事を取り締まること、またその人のことを言います。
「仕事を監督する」、「現場監督はどちらにいますか」、「試験監督がいてもカンニングをする輩がいる」などと使います。
「監視」の英語と解釈
「監視」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“watch”という単語を使います。
例文は“watch a radical group”(過激派グループを監視する)となります。
いかがでしたでしょうか。
「監視」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「監視」とは都合の悪いことが起こらないように、警戒して見張るという意味があります。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。