「一点張り」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「一点張り」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、この言葉を耳にすると、何処か頑くなイメージを持つのではないかと思います。
この言葉は、日常でも仕事の中でも、頻繁に使われることは少ないのですが、決して珍しい言葉でもありません。
そこで、今回はこの一点張り」に焦点を当てて行きながら、言葉の意味や使い方を見ていくことにしましょう。
目次
- 「一点張り」とは?
- 「一点張り」の語源や由来
- 「一点張り」の表現の使い方
- 「一点張り」を使った例文と意味を解釈
- 「一点張り」の類語や類義語・言い換え
「一点張り」とは?
「一点張り」とは、「そのことだけで押し通すこと」、「同じことを繰り返し続けること」という意味を持つ言葉です。
また、時には「賭け事で同じ所だけに金銭を賭けること」という意味で使われることもありますが、今ではこのような解釈をすることは、めったにないでしょう。
- 「一点張り」の読み方
「一点張り」の読み方
「一点張り」は「一点張り」という読みますが、決して珍しい読み方ではありませんので、ここで確実の覚えておくようにしておきましょう。
「一点張り」の語源や由来
「一点張り」の語源を見ると、言葉の解釈でも触れたように賭博を由来としています。
さいころ博打や花札などで、同じ個所ばかり賭け続けることを「一点張り」と言っていたのですが、そこから他のことを顧みずに1つのことだけを押し通すことを指して使われるようになっていったのです。
「一点張り」の表現の使い方
「一点張り」とは、「1つのこと、同じことを繰り返すこと」という意味があり、「仕事一点張り」という言い回しの場合、「仕事ばかりしている面白みのない、つまらない人」といったような意味で使われることになります。
「馬鹿の1つ覚え」という言い方もできるかもしれません。
また、本当は事の真実を知っているのに、知らないふりをする「知らぬ存ぜぬの一点張りで通す」という使い方もあります。
「一点張り」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「一転張り」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンヲイメージしてみることにしましょう。
- 「一点張り」を使った例文1
- 「一点張り」を使った例文2
「一点張り」を使った例文1
「クラスメートの山下は分からないの一点張りで、何とかその場を凌いだです」
「一点張り」の使い方には、「知らない」、「分からない」という姿勢を繰り返すばかりで、本当のことを絶対に言わないということがあります。
よく犯罪を犯した容疑者が取り調べでも、白状することなく、全く知らないと「一点張り」を貫くことがありますが、このような時に出て来る言葉で刑事ドラマでもセリフの中で耳にすることがあります。
「一点張り」を使った例文2
「武蔵君は、昔から勉強一点張りの生活をしていたので、大学生になってから、急に遊ぶことに目覚めたのか、全く勉強することがなくなったのです」
幼い頃からいい大学に入るために「勉強一点張り」だった人が、大学に合格してから、初めて自由になれた時に、今まで知らなかった世界を知るようになることがあります。
その時に今迄遊ぶ楽しみを知らないだけに、それ以降、全く勉強することがなくなり、逆に落ちぶれていく道を辿ってしまうのです。
ある程度は適度に遊びを楽しみながら、勉強することが必要なのです。
昔から言われている「よく学びよく遊ぶ」ということが必要でしょう。
「一点張り」の類語や類義語・言い換え
「一点張り」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのようなものがあるかを見ていくことにしましょう。
- 「反抗的な」【はんこうてきな】
- 「服従しない」【ふくじゅうしない】
「反抗的な」【はんこうてきな】
「反抗的な」という言葉が「一点張り」の類義語として挙げることができます。
「相手の言うことを聞かない」、「反抗する態度や言動を示すさま」という意味がある言葉です。
「服従しない」【ふくじゅうしない】
「服従しない」という表現も類義語の1つになりますが、「命令を聞かず素直につき従うことをしない」という意味になります。
「一点張り」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉を使う場面は、私達の身近な所でも結構あるものです。
このような言葉を理解して、時々、日頃のコミュニケーションの中で使ってみるのも面白いと思います。