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「木から落ちた猿」とは?意味!解説

「木から落ちた猿」は、例えとして使われる言葉で、こう表現される時にはとても好ましい状況だとは言えません。

木から落ちた猿

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目次

  • 「木から落ちた猿」とは?
  • 「木から落ちた猿」の語源
  • 「木から落ちた猿」の表現の使い方と例文


「木から落ちた猿」とは?

「木から落ちた猿」とは?

この「木から落ちた猿」は、得意(頼り)にしているものを失ってしまい、どうしていいか分からなくなってしまった時に使われます。

そのような状況を指して使う言葉で、「この分野で負けては、木から落ちた猿になってしまう」といったように使われます。



「木から落ちた猿」の語源

「木から落ちた猿」の語源

「木から落ちた猿」という言葉は、猿は木の上では自由に動き回れますが、そこから落ちて地上に立つと、途端にその自由さを失ってしまうことからきています。

同様の意味の「陸に上がった河童」という言葉があり、こちらも、河童は水から出てしまうと自由に動き回れなくなってしまうことから、この「木から落ちた猿」の置き換えになります。

「木から落ちた猿」の表現の使い方と例文

「木から落ちた猿」の表現の使い方と例文

「木から落ちた猿」を使った例文と、その意味の解釈です。

(それに対して)自信を失ったという意味で使うことも多いです。

  • 「あの棋士は得意の早石田戦法で破れてからというもの、木から落ちた猿のようになってしまった」

「あの棋士は得意の早石田戦法で破れてからというもの、木から落ちた猿のようになってしまった」

将棋には色々な戦法があり、三間の歩を早々と突いていく「早石田」もその1つです。

この戦法は、かつて名人にもなった升田幸三という有名な棋士が得意としていたもので、現在でも好んで使う棋士が多く居ます。

この戦法だけに限らず、「自分の形」に持ち込んだと思った対局で負けてしまうと、そのショックから、「木から落ちた猿」となってしまってもおかしくありません。



icon まとめ

「木から落ちた猿」となってしまった時には、いかに早くその状況から脱するかです。

いつまでもそのままではいけないのは言うまでもないでしょう。