「観衆」と「観客」の違い
「観衆」という言葉の意味、「観客」という言葉の意味を紹介します。
「観衆」と「観客」という言葉には、どのような意味の違いがあるでしょうか。
目次
- 「観衆」とは?
- 「観客」とは?
- 「観衆」と「観客」の違い
「観衆」とは?
「観衆」という言葉を知っていでしょうか。
「観衆」は「かんしゅう」と読みます。
「観衆」には、「興業物などを見るために集まった大勢の人」という意味があります。
例えばスポーツイベントに参加した大勢の人を「観衆」と言います。
「サッカーの試合に、数万人の観衆が集まる」などという使い方をします。
「観客」とは?
「観客」という言葉があります。
「観客」は「かんきゃく」と読みます。
「観客」には、「見る人」「見物人」という意味があります。
スポーツイベントや演劇、演芸などの興業を鑑賞する人たちを「観客」と言います。
「演劇を楽しむ観客」などという使い方をします。
「観衆」と「観客」の違い
「観衆」と「観客」は似た意味があります。
二つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
例えば野球の試合を楽しむ人たちを表現する時、「観衆」「観客」のどちらの言葉もつかえます。
ただし「観衆」は「大勢の人たち」を意味するため、野球の試合を見ているのが数人だった場合は「観衆」と呼べないでしょう。
「観衆」の中の一人を切り取って言葉にする時、「観客」と言えます。
また「観客」という言葉には、チケットなどを購入し、スタジアムなどの座席を購入した立場の人だけを差すことがあります。
野球の優勝チームが銀座でパレードなどをする時、見守る人々は特にチケットを購入しているわけでなく、たくさんの人がいるため、「観衆」と呼ぶのが適切かもしれません。
「観衆」と「観客」という言葉について見てきました。
二つの言葉の意味を知り、意味の微妙な違いについても知っておきましょう。