「3と6がわかってない」とは?意味など徹底解説
この「3と6がわかってない」は、あまり使われることはありませんが、人を揶揄する為に使われる言葉です。
目次
- 「3と6がわかってない」とは?
- 「3と6がわかってない」の語源
- 「おいちょかぶ」とは?
「3と6がわかってない」とは?
「3と6がわかってない」とは、「頭が悪い」という意味で人を馬鹿にする時に使う言葉です。
「あいつは3と6がわかってない」などと、そのまま頭が悪い、馬鹿だという意味で使ってください。
何故「3と6がわかってない」がそのような意味になるのかと言えば、以下に紹介する語源からきている言葉だからです。
「3と6がわかってない」の語源
「3と6がわかってない」の語源は、花札を使って行う「おいちょかぶ」というゲームからです。
この「おいちょかぶ」では、1枚につき1~10点の花札のその合計の1の位が9点になるのが一番強いというルールで遊びます。
2枚、または3枚の合計で9点に近付けるゲームで、3と6を足すとちょうど9点になりますが、馬鹿はそれさえ分からない(頭が悪いと、その2枚で9点になることが理解できない)という意味から、この言葉が生まれました。
「おいちょかぶ」とは?
「おいちょかぶ」とは、先のように花札を使って行うゲームの1つです。
トランプの「ブラックジャック」に近いゲーム性で、最初に2枚札が配られ、その合計の1の位が3以下だった場合にはもう1枚引かなくてはいけなく、逆に7以上の時には引いてはいけないルールになっています(地域によって、異なる場合があります)。
1の位で勝負するので、合計して14なら4となります。
一番強いのが9で、弱いのは0です(10の倍数になった場合です)。
0は「ブタ」、1は「ピン」など、それぞれの数字に独特の呼び方があり、8が「オイチョ」、9は「カブ」と呼ぶところから、この「おいちょかぶ」という名前のゲームになっています(強い組み合わせ2つをくっ付けています)。
「3と6がわかってない」は、日常的に使う表現ではなく、博打関係においてよく使われている表現です。
その為、意味だけを覚えておく程度でいいでしょう。