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「板挟み」とは?意味や言い換え!例文と解釈

「板挟み」という表現を知っているでしょうか。

ここでは「板挟み」という表現について詳しく紹介していきます。

板挟み

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「板挟み」とは?意味や言い換え!例文と解釈>


目次

  • 「板挟み」とは?
  • 「板挟み」の語源や由来
  • 「板挟み」の表現の使い方
  • 「板挟み」を使った例文と意味を解釈
  • 「板挟み」の類語や類義語・言い換え


「板挟み」とは?

「板挟み」とは?

「板挟み」という表現は両立する2つの立場の間に立ち、どちらにも付けずに悩むという状態を指しています。

板と板の間に挟まれると身動きができないですよね。

このように対立している何かの間に立ち、どちらにも付けなくて苦しんでいる状態を「板挟み」というのです。

例えば、職場では2人の上司が対立していて、あなたは立場上どちらの味方もできない、かといってどちらの敵にもなれない、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

どちらも上司のために反対意見が言えない、しかし2人の味方もできなくて困ってしまう、という状態はまさに「板挟み」だといえます。

  • 「板挟み」の読み方

「板挟み」の読み方

「板挟み」という表現は「いたばさみ」と読みます。

よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。



「板挟み」の語源や由来

「板挟み」の語源や由来

「板挟み」という表現は板の間に挟まれると動きができなくなるというところから来ています。

2つの板の間に立つと、自由に動けないですよね。

ここから「板挟み」という表現が作られました。

対立している2つの何かの間に挟まれてしまうとどのようにしたら良いのかわからないですよね。

例えば、家庭でも父親と母親の間に立たされて辛い、ということもあるのではないでしょうか。

「板挟み」の表現の使い方

「板挟み」の表現の使い方

「板挟み」という表現は様々な場所で使えます。

例えば、家で両親が夫婦喧嘩をして、どちらに付いたら良いのかわからず悩むこともあるかもしれませんね。

姉妹が喧嘩をし、仲裁しなければいけないのにどうしたら良いのかわからないということもあるかもしれません。

違う派閥の間に挟まれてしまうととても辛い状態になります。

職場においては自分の立場が危ぶまれることもありますから、できる限り「板挟み」にはなりたくないと思う人もいるのではないでしょうか。



「板挟み」を使った例文と意味を解釈

「板挟み」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介していきます。

  • 「板挟み」を使った例文1
  • 「板挟み」を使った例文2

「板挟み」を使った例文1

「社内の派閥に巻き込まれて板挟みになってしまい、大変でした」

社内に派閥などがあると、そこには巻き込まれたくないですよね。

しかし、万が一巻き込まれてしまった場合はどうしたら良いのか分からないということもあるかもしれません。

どちらの味方をしても自分の立場が危うくなる、かといってどちらを批判することもできない、という状態はとても大変なものです。

「板挟み」を使った例文2

「両親が喧嘩して板挟みになり、とても面倒でした」

両親が喧嘩をして「板挟み」になると、それはそれで大変ですよね。

どちらも子供には自分の味方をしてほしいと思うのではないでしょうか。

そのため、最終的にどちらの味方もできず、間に挟まれて大変なことになります。

夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、本人たちが落ち着かなければどうしようもありません。

「板挟み」の類語や類義語・言い換え

「板挟み」の類語や類義語・言い換え

ここでは類義語を紹介していきます。

  • 「ジレンマ」
  • 「挟み撃ち」【はさみうち】

「ジレンマ」

「ジレンマ」というのはある問題に対して2つの選択肢があり、どちらを選んでも何らかの不利益があって態度を決めかねる状態、という意味を持ちます。

「ジレンマに陥る」と表現します。

「挟み撃ち」【はさみうち】

「挟み撃ち」というのは両側から挟むようにして攻撃する」ということになります。

両側から挟まれてしまうとなかなか大変ですよね。

icon まとめ

「板挟み」はあらゆる状態で起こりうる問題ですので、巻き込まれないようにしたいものです。

万が一「板挟み」になったら落ち着いて対応するように心がけましょう。