「足下から鳥が立つ」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「足下から鳥が立つ」とは、「身近で想定外の出来事が急に起こること」を意味することわざです。
「足下から鳥が立つ」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「足下から鳥が立つ」とは?
- 「足下から鳥が立つ」の語源や由来
- 「足下から鳥が立つ」の表現の使い方
- 「足下から鳥が立つ」を使った例文と意味を解釈
- 「足下から鳥が立つ」の類語や類義語・言い換え
「足下から鳥が立つ」とは?
「足下から鳥が立つ」ということわざの表現は、「身近で思いがけない出来事が突然起こること」や「近いところで想定外のことが起こり驚くさま」を意味しています。
「足下から鳥が立つ」ということわざには、「慌ただしく急いで行動を始めるさま」といった意味もあります。
- 「足下から鳥が立つ」の読み方
「足下から鳥が立つ」の読み方
「足下から鳥が立つ」の読み方は、「あしもとからとりがたつ」になります。
「足下から鳥が立つ」の語源や由来
「足下から鳥が立つ」ということわざ(諺)は、巣の中にいる鳥は人間が近づいてもなかなか飛び立たないが、ぎりぎりまで近づいていくと襲われる(踏まれる)と思って急に飛び立つということに由来しています。
その急に飛び立つ鳥の羽音に人間のほうが驚いてしまうことから、「身近な場所で思ってもいなかったことが急に起こる」や「突然、想定外の出来事が起こって驚く」といった意味が生まれたのです。
「足下から鳥が立つ」は、「上方(京都)いろはかるた」の一つにも選ばれています。
「足下から鳥が立つ」の表現の使い方
「足下から鳥が立つ」の表現の使い方は、「身近な場所で、思いがけない出来事が突然起こった場合」に使うという使い方になります。
例えば、「目の前で友人の交通事故が起きたのは、足下から鳥が立つような経験でした」といった文章で使えます。
また「足下から鳥が立つ」のことわざは、「慌てて急いで行動を起こす場合」にも使用することができます。
「足下から鳥が立つ」を使った例文と意味を解釈
「足下から鳥が立つ」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「足下から鳥が立つ」を使った例文1
- 「足下から鳥が立つ」を使った例文2
「足下から鳥が立つ」を使った例文1
「同じ会社に勤めていた同僚が放火犯として逮捕されたことは、足下から鳥が立つといった感じでした」
この例文は、「同じ会社に勤めていた同僚が放火犯として逮捕されたことは、身近な場所で思ってもいなかった出来事が突然起こった感じだった」を意味しています。
「足下から鳥が立つ」を使った例文2
「足下から鳥が立つようにして、三ヶ月後に迫った大学入試の試験勉強を本格的にスタートさせました」
この例文は、「慌ただしく急いで始めるという感じで、三ヶ月後に迫った大学入試の試験勉強を本格的にスタートさせた」ということを意味しています。
「足下から鳥が立つ」の類語や類義語・言い換え
「足下から鳥が立つ」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「青天の霹靂」【せいてんのへきれき】
- 「寝耳に水」【ねみみにみず】
「青天の霹靂」【せいてんのへきれき】
「青天の霹靂」ということわざは、「青く晴れ渡った空に、突然激しい雷鳴が鳴り響く」ことから「予想(想定)もしていなかった出来事が突然起こること」を意味しています。
その意味合いから、近場で想定外のことが急に起こるを意味する「足下から鳥が立つ」とほぼ同じ意味を持つ類義語として、「青天の霹靂」を指摘できます。
「寝耳に水」【ねみみにみず】
「寝耳に水」ということわざは、「睡眠中の耳に水の音が聞こえること(あるいは寝ている時に耳に水が入ること)」から「思いがけない出来事が突然起こって驚くさま」を意味しています。
その意味から、近い場所で意外なことが急に起こるを示す「足下から鳥が立つ」のことわざは、「寝耳に水」ということわざに言い換えることが可能なのです。
「足下から鳥が立つ」という言葉について解説しましたが、「足下から鳥が立つ」には「身近で想定外の出来事が急に起こること」などの意味があります。
「足下から鳥が立つ」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「青天の霹靂」「寝耳に水」などがあります。
「足下から鳥が立つ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。