「嫌気が差す」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「嫌気が差す」という言葉を色々な機会で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉を聞くと、何となく気持ちが重たくなっていくようなイメージがあるのですが、実際にはどのようなシチュエーションで使うか分からない人もいることでしょう。
そこで今回は、この「嫌気が差す」について、フォーカスしていくことにします。
目次
- 「嫌気が差す」とは?
- 「嫌気が差す」と「魔が差す」の違い
- 「嫌気が差す」の表現の使い方
- 「嫌気が差す」を使った例文と意味を解釈
- 「嫌気が差す」の類語や類義語・言い換え
「嫌気が差す」とは?
「嫌気が差す」とは、「嫌だと思う気持が起こる」、「嫌になる」という意味があります。
「嫌気が差す」は、自分自身に対して使うこともできる言葉ですが、周りの人達にネガティブな印象を与えてしまうために、その使い方には、注意をしながら、使うことが必要です。
- 「嫌気が差す」の読み方
「嫌気が差す」の読み方
「嫌気が差す」は「いやけがさす」と読みますので、誤った読み方にならないように、ここで確実に押さえておくことにしましょう。
「嫌気が差す」と「魔が差す」の違い
「差す」という言葉を見ると、「魔が差す」という言い回しがあります。
この「魔が差す」とは、「悪魔が人の心に入り込んでしまったように誤った行動や判断をしてしまう」という意味があります。
犯罪に手を染めた人間が、「その気はなかったが魔が差してしまった」と、自分の犯行は自分の責任ではないように言い訳するような時に使っています。
「嫌気が差す」とは、全く意味が異なる表現です。
「嫌気が差す」の表現の使い方
「嫌気が差す」は、悪いことが度重なると、「もうたくさん」、「いい加減にしてくれよ」と諦めモードの気持ちになったような時や、自分の愚かさを振り替えるような時に使われます。
「嫌気が差す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「嫌気が差す」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「嫌気が差す」を使った例文1
- 「嫌気が差す」を使った例文2
「嫌気が差す」を使った例文1
「あまりの能天気な性格とバカ正直者な性格を勘違いしてた自分に嫌気が差したのです」
「嫌気が差す」は、自己嫌悪的な意味で使われることがあります。
この例文のように、あまりの自分のバカさ加減に、嫌気が差してしまったのです。
でも、こんな時だからこそ自暴自棄にならずに、自分を戒めることが大切です。
「嫌気が差す」を使った例文2
「今の部署に配属されてから、楽な仕事だと思っていたことも、毎日同じ作業の繰り返しなので嫌気が差してきたのです」
この例文の「嫌気が差す」は、「飽きてしまった」という意味で使われています。
確かに仕事で単純作業ばかりが続くと「嫌気が差す」ことがありますが、本来ならばその中でも創意工夫があるはずです。
「嫌気が差す」の類語や類義語・言い換え
「嫌気が差す」を他の言葉に言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ることにします。
- 「うんざりする」
- 「げんなりする」
「うんざりする」
「うんざりする」が「嫌気が差す」の類義語として使うことができるでしょう。
「すっかり飽きて嫌になること」という意味で使われますが、「あいつの長話にうんざりする」というような使い方になります。
「げんなりする」
「げんなりする」という言葉でも言い換えすることができます。
「それ以上、物事をする意欲を失くしてしまう」という意味の言葉です。
また、「落胆して気力が失くなること」、「がっかりした」という意味でも使われます。
「嫌気が差す」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、今回の記事では日常での使い方で、理解を深めてもらうことができたと思います。
このようなことは、誰でとあることですが、決していい意味で使われることがないので、冒頭でも触れたように、使い方については、周りの状況を見ながら判断することが必要です。