「齢」の意味とは!類語や言い換え
この「齢」は、普通に見たままの意味で使える言葉です。
目次
- 「齢」とは?
- 「齢」の表現の使い方
- 「齢」を使った例文と意味を解釈
- 「齢」の類語や類義語・言い換え
「齢」とは?
「齢」とは、「年齢」を指して使う言葉です。
「年齢」の「年」をとった表現で、これだけでも「年齢」という意味で使うことができます。
ですが、普通に「齢はいくつ?」などと使う言葉でもなく、亡くなった人や年配の人、または格言として使うことが多い言葉です。
前者の例では、「齢75で亡くなったと聞いた」、「もう齢80になろうとしている」といった形で、格言としては、「齢40にして惑わず、50にして天命を知る」といった孔子による有名な言葉があります。
- 「齢」の読み方
「齢」の読み方
「齢」は、「よわい」と読んでください。
意味となる「年齢」は、ご存知のように「ねんれい」と読みますが、「齢」一文字では「よわい」と発音します。
略字表現で、作りの部分の「令」をとった「歯」だけでも「よわい」と読むことがあり、「歯50で~」のような表現の場合は、明らかにこちらとして使っているので、普通に「は」ではなく、この「よわい」と読んでください。
「齢」の表現の使い方
年齢を表現する言葉には、この他に「才」や「歳」がありますが、これらは「40才」、「45歳」のように、年齢の数字の後に付けて使います。
「齢」は逆に頭に付けて使う言葉で、基本的に「齢50で~」といった形で使われますが、「50の齢にして~」という使い方もできます。
先のように、あまり普通に使う表現ではなく、特別な意味のある年齢を表す時に使うと考えておくといいでしょう。
「齢」を使った例文と意味を解釈
「齢」を使った例文と、その意味の解釈になります。
この表現は、若くして亡くなった人に対して用いられることが多いです。
- 「齢」を使った例文1
- 「齢」を使った例文2
「齢」を使った例文1
「交通事故で亡くなった彼女は、まだ齢22だったと聞いた」
「齢」という言葉は、このように亡くなった人や、その年齢にしてまだまだ頑張っているなどと表す時によく使われる言葉です。
「齢」を使った例文2
「90の齢ながら、すこぶる元気だそうだ」
その年齢にしては元気だと使っており、このような使い方もよく見聞きします。
この言葉で表現すると、「その年齢で」という意味が強調されます。
「齢」の類語や類義語・言い換え
「齢」と似た意味で使える言葉は、ここまでに挙げてきた「才」や「歳」、「年齢」になります。
そして、以下も類語になります。
- 「年」【とし】
- 「享年」【きょうねん】
「年」【とし】
こちらは「年齢」から「齢」の方をとった言葉です。
「年はいくつ?」のように普通に使われているので、この表現を知らない人は居ないでしょう。
「享年」【きょうねん】
仏教において、亡くなった人の年齢を表す言葉です。
ただし、実年齢ではなく、数え年となる為、誕生日に関わらず、生まれた年が1歳で、毎年1月1日に歳を重ねるというか数え方になります。
「齢」は、特別な時にだけ使う年齢を表す表現です。
日常的に使う言葉ではありませんが、そのような時の為に覚えておくといいでしょう。