「優等生」とは?意味や使い方!例文や解釈
学生時代から日常会話で「優等生」という言葉を見聞きしたことがあるでしょう。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「優等生」とは?
- 「優等生」の表現の使い方
- 「優等生」を使った言葉と意味を解釈
- 「優等生」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「優等生」の反対語
- 「優等生」の類語や類義語・言い換え
- 「優等生」の英語と解釈
「優等生」とは?
「優等生」の概要について紹介します。
- 「優等生」の読み方
- 「成績が特に良く行いも素晴らしい学生」の意味
- 「頭はいいけれども面白みに欠ける人」の意味
- 「優等生」の言葉の成り立ち
- 「優等生」と「模範生」の違い
「優等生」の読み方
「優等生」は「ゆうとうせい」と読みます。
難しい漢字ではありませんので、読み書きできる様にしておきましょう。
「成績が特に良く行いも素晴らしい学生」の意味
成績が学年でトップクラスで、しかも行いが良く、教師から高い信頼と評価を得ている学生という意味です。
学校から見てどこに出しても恥ずかしくなく、自校の学生として誇れる様な生徒のことを言います。
自然に校長や教諭たちから声をかけられるなど、特別扱いされることもあります。
「頭はいいけれども面白みに欠ける人」の意味
頭がよくやるべきことをそつなくやり遂げられます。
優秀な人材なのですが、個性がない、真面目過ぎるなど人間としての面白みに欠ける人のことを皮肉って言う時の言葉です。
一緒にいて退屈な人、つまらない人という意味でも使われます。
「すごく優等生だよね」は嫌味に近く「付き合いにくい」という意味を含んでいます。
「優等生」の言葉の成り立ち
「優等生」の「優」は「やさしい」「すぐれる」「豊か」「役者」という意味があります。
漢字の成り立ちは「憂いている人」の側に「人」がいるという意味で「なぐさめたり励ましたりするやさしさ」を表しています。
「等」は「ひとしい」「順序」「仲間」という意味で、「優等生」の場合は「順序」という意味が遣われています。
「生」には非常に多くの意味がありますが、「優等生」の場合は「学者や学生などの呼名」という意味です。
これらの漢字が組み合わさり「常に順序が優れている学生」という意味で使われる様になりました。
「優等生」と「模範生」の違い
「優等生」と似た言葉に「模範生」があります。
この2つは良く似ているのですが、少し意味が違います。
「優等生」は「成績が非常に良く、品行もすぐれている生徒」という意味です。
「模範生」は「品行が非常にすぐれていて、成績も良い生徒」という意味です。
つまりこの2つの言葉の違いは「成績と品行のどちらに重点を置くか」という点です。
「優等生」の表現の使い方
「優等生」が使われるのは以下の様なシーンです。
- 「勉強ができる人」に対して
- 「羽目を外さない人」に対して
「勉強ができる人」に対して
「優等生」の条件として、まず「勉強ができること」が挙げられます。
機転が利いたり頭の回転が速いなどの「頭の良さ」ではなく、純粋に「学業の成績が良いこと」です。
いつも成績が良く褒められる人に対して「優等生」が使われます。
「羽目を外さない人」に対して
普通に冗談を言ったりふざけたりするのですが、決して羽目を外さずに振る舞う人のことを言います。
人から怒られたりすることはなく、むしろ周囲から「あんなにスマートに行動できる様になりたい」と思われる人に対して「優等生」が使われます。
「優等生」を使った言葉と意味を解釈
「優等生」を使った言葉を紹介します。
- 「優等生タイプ」
- 「優等生コンプレックス」
- 「優等生的な解答」
「優等生タイプ」
「優秀で品行方正の様なイメージがある」という意味です。
「タイプ」が付くので、実際に「優等生」かどうかは判明していませんが、その人の言動を見て「優等生」の様に見える時に使われます。
「優等生コンプレックス」
「優等生」と相性が悪い、引け目を感じてつい冷たい態度を取ってしまうなど、「優等生」に対してネガティブな感情を抱く人のことを言います。
学生時代に成績を比較されて親や教師から心無い言葉を浴びせられた経験があるなどの人に見られる傾向です。
「優等生的な解答」
一般的に合格点基準に達している、模範的な答えを出すことを言います。
内容な素晴らしいのですが、新鮮味がなく、就活では不利になることもあります。
「優等生」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「優等生」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「優等生」を使った例文1
- 「優等生」を使った例文2
「優等生」を使った例文1
「彼女は小学校の時からずっと優等生だった」
小学校の頃から成績が優秀で、クラス委員に選ばれたり、作文などのコンクールで入賞したりと、とにかく目立つ存在であったことを表します。
中学・高校でも成績優秀で有名大学に進学したのでしょう。
「優等生」を使った例文2
「彼は酒を飲んでも優等生のままだ」
能力はあるのですが非常に真面目で、普段から人間的な面白さに欠ける人です。
お酒を飲んだら少しは変わるかと思ったら意外にそのままで、話していてもつまらないと感じたことを表しています。
「優等生」の反対語
「優等生」の反対語を紹介します。
- 「劣等生」【れっとうせい】
- 「落ちこぼれ」【おちこぼれ】
「劣等生」【れっとうせい】
「学校の成績が非常に悪い学生」「社会人でも出来が悪く、上司からいつも怒られている人」という意味です。
「優等生」の反対語として使われています。
「落ちこぼれ」【おちこぼれ】
「通常のレベルに達しない出来の悪い人」という意味で「合格基準から落ちてこぼれた人」と言い表した言葉です。
「優等生」の類語や類義語・言い換え
「優等生」の類語を紹介します。
- 「秀才」【しゅうさい】
- 「点取り虫」【てんとりむし】
- 「首席」【しゅせき】
「秀才」【しゅうさい】
「勉強が非常に良く出来る才能があること、またはその人」という意味です。
「点取り虫」【てんとりむし】
「試験で高い点数を取ることしか考えていない人に対してあざけって呼ぶ名前」です。
「首席」【しゅせき】
「学校、或いは集団の中で成績が1番であること、またはその人」という意味です。
「優等生」の英語と解釈
「優等生」の英語を紹介します。
- “He is an honor student.”
- “She is a roll model for others.”
“He is an honor student.”
「彼は優等生だ」になります。
“honor student”は「優等生」の英語訳です。
“She is a roll model for others.”
こちらも「彼女は優等生だ」になります。
“roll model for others”は、「真面目で一生懸命な人=品行方正で優秀」という意味で使えます。
「優等生」は「成績が特に良く行いも素晴らしい学生」「頭はいいけれども面白みに欠ける人」の2つの意味があります。
その時のシーンにより使分けられる様にしましょう。