「不朽」とは?意味や使い方!例文や解釈
「不朽」とは、「朽ちないこと」や「朽ちずにいつまでも価値を残していること」を意味する言葉です。
「不朽」の「意味・読み方・使い方・不朽を使った言葉・例文と解釈・不朽の反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「不朽」とは?
- 「不朽」の表現の使い方
- 「不朽」を使った言葉と意味を解釈
- 「不朽」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不朽」の反対語
- 「不朽」の類語や類義語・言い換え
- 「不朽」の英語と解釈
「不朽」とは?
「不朽」という表現は、「朽ちないこと(くちないこと)」や「いつまでも価値を失わず、後世まで長く残ること」を意味しています。
「不朽」というのは、「朽ち果てないこと・滅びないこと」や「価値を維持したまま、長くずっと残ること」を意味している表現なのです。
- 「不朽」の読み方
「不朽」の読み方
「不朽」の読み方は、「ふきゅう」になります。
「不朽」の表現の使い方
「不朽」の表現の使い方は、「いつまでも朽ちないこと・ずっと滅びないこと」を意味して使うという使い方になります。
「不朽」という表現は、「その価値を維持したまま、後世まで長く残っている場合」に使うことができる表現なのです。
例えば、「金閣寺・銀閣寺といった室町時代の建築物には、不朽の価値があるのです」といった文章で、「不朽」の表現を使用することができます。
「不朽」を使った言葉と意味を解釈
「不朽」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「不朽の名作」【ふきゅうのめいさく】
- 「不朽の功績」【ふきゅうのこうせき】
- 「不朽の記録」【ふきゅうのきろく】
「不朽の名作」【ふきゅうのめいさく】
「不朽の名作」という表現は、「その価値がいつまでも朽ちることがない(滅びることがない)素晴らしい優れた作品」のことを意味しています。
例えば、「コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの一連の作品は、ミステリー小説として不朽の名作と呼べる作品の一つでしょう」といった文章で、この言葉を使用することができます。
「不朽の功績」【ふきゅうのこうせき】
「不朽の功績」という言葉は、「いつまでも価値が失われずに残る働きの成果」や「朽ちることがない成果・やり遂げた手柄」のことを意味しています。
例えば、「エアコンの発明は、近代における不朽の功績として称えられるべきだと思います」といった文章で使用されます。
「不朽の記録」【ふきゅうのきろく】
「不朽の記録」という表現は、「いつまでも価値が失われずに後世まで残る成果・結果の記録」を意味しています。
例えば、「有望な選手と見られている彼は、きっと今年の東京オリンピックで不朽の記録を残すことになるでしょう」といった文章で使うことができるのです。
「不朽」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「不朽」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「不朽」を使った例文1
- 「不朽」を使った例文2
「不朽」を使った例文1
「世界名作全集に収められている作品には、シェイクスピアやゲーテをはじめ、教養として一度は読んでおくべき不朽の名作が揃えられています」
この「不朽」を使った例文は、「世界名作全集に収められている作品には、シェイクスピアやゲーテをはじめ、教養として一度は読んでおくべき、いつまでも価値が失われずに時代を超えて残っている名作が揃えられています」ということを意味しています。
「不朽」を使った例文2
「誰もが認める不朽の価値がある芸術作品を制作できるのであれば、この老い先短い生命を捧げても何も惜しくはありません」
この「不朽」を使った例文は、「誰もが認めるいつまでも朽ちることのない価値がある芸術作品を制作できるのであれば、この老い先短い生命を捧げても何も惜しくはない」ということを意味しています。
「不朽」の反対語
「不朽」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「消滅・衰亡」
「消滅・衰亡」
「不朽」の反対語として、「消滅・衰亡」を上げることができます。
「消滅」という表現は、「存在・価値などが消えて滅びること」を意味しています。
「衰亡」というのは、「その価値・影響力が衰えていって失われること」を意味しています。
それらの意味から、いつまでも朽ちることがないや価値・存在がずっと滅びることがないを意味する「不朽」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「消滅・衰亡」という表現を上げることができるのです。
「不朽」の類語や類義語・言い換え
「不朽」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「不滅・永久不変」
- 「永続・永存」
- 「千古不磨・無死」
「不滅・永久不変」
「不朽」の類義語・言い換えとして、「不滅・永久不変」があります。
「不滅」という表現は、「滅びないこと・存在や価値がずっと失われないこと」を意味しています。
「永久不変」という四字熟語は、「永遠にいつまでもその形態・価値が変わらないこと」を意味しています。
それらの意味から、「不朽」と近しい似た意味を持つ類義語として、「不滅・永久不変」の表現を指摘できます。
「永続・永存」
「不朽」の類語・言い換えには、「永続・永存」があります。
「永続」という表現は「とだえることなくずっと続いていくさま」を意味していて、「永存」という言葉は「永遠に存在すること・滅びたり消えたりしない存在」を意味しています。
それらの意味合いから、朽ちないを意味する「不朽」という表現は、「永続・永存」という表現に言い換えられるのです。
「千古不磨・無死」
「不朽」の類義語・言い換えとして、「千古不磨・無死」があります。
「千古不磨」という表現は、「いつまでもその存在がすり減らず失われないこと」や「価値が途絶えることなく、後世へと伝えられ続けること」を意味しています。
「無死」という言葉は、「死なないこと・滅びないこと」を意味しています。
それらの意味から、「不朽」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)として、「千古不磨・無死」の表現を指摘できるのです。
「不朽」の英語と解釈
「不朽」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。
“immortal, immortality”(不朽の・不死の・不朽・不死・不滅)
“imperishable”(不滅の・不死の・腐らない・不朽の)
“undying”(死なない・不死の・不朽の)
“forever”(永遠・不朽)
- “This beautiful picture is said to be an immortal masterpiece.”
“This beautiful picture is said to be an immortal masterpiece.”
「不朽」の言葉を使ったこの英語の例文は、「この美しい絵画は、不朽の名作と言われています」を意味しています。
「不朽」という言葉について徹底的に解説しましたが、「不朽」には「朽ち果てないこと」や「いつまでも価値を失わずに、後世まで長く残ること」などの意味があります。
「不朽」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「不滅・永久不変」「永続・永存」「千古不磨・無死」などがあります。
「不朽」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。