「通読」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「通読」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「通読」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「通読」とは?
- 「精読」と「通読」の違い
- 「通読」の表現の使い方
- 「通読」を使った例文と意味を解釈
- 「通読」の類語や類義語・言い換え
「通読」とは?
「通読」とは初めから終わりまで一通り読む、読み通す、という意味になります。
例えば会議の前には会議で使う資料を「通読」する必要がありますよね。
事前に資料を読んでおけばどのような話し合いがなされるのかわかりますし、自分の意見を持つことも可能になります。
また、TOEICなどに向けて勉強するときにはリーディングの力をつけるために毎日英語を「通読」するように心がける人もいるのではないでしょうか。
短い英文でも構いませんので、読むということに慣れる必要があります。
それによってTOEICなどでもより高い点が取得できるようになります。
- 「通読」の読み方
「通読」の読み方
「通読」は「つうどく」と読みます。
ビジネスなどではよく使われる言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「精読」と「通読」の違い
「通読」によく似た表現に「精読」というものがあります。
これは最初から最後まで一通り読むということではなく、細かいところまでよく注意して読むということになります。
初めから一通り読んでいく時、あまり真剣に読んでいるわけではないということもあるのではないでしょうか。
とりあえず目を通す、ということであったとしても、最初から最後まで目を通せばそれは「通読」になります。
しかし、細かいところまで注意して読んだ場合、それは「精読」と言えます。
「通読」の表現の使い方
「通読」という表現は最初から最後まで一通り目を通す時に使えます。
例えば、キリスト教においては聖書を読みますが、この聖書はとても分厚いですよね。
旧約聖書と新約聖書が一緒になっており、全部を読むのはかなり大変だと思う人もいるのではないでしょうか。
聖書を読むことに関して「通読」という表現が使われます。
ちなみに、1日4章ずつ読んでいくと1年で聖書全体を「通読」できると言われています。
「通読」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「通読」を使った例文1
- 「通読」を使った例文2
「通読」を使った例文1
「会議の前にこの資料を通読しておいてください」
先ほども述べた通り、会議の前には事前に配布された資料などに目を通す必要があります。
細部までしっかりと読む必要はなかったとしても、とりあえず目を通しておくことでどのような話し合いになるのか予想がつきますし、どのような問題が提起されるのか事前に考えられますよね。
また、自分もどのような意見を言おうか事前に考える時間ができます。
そのため、事前に資料を読むということが重要なのです。
「通読」を使った例文2
「司会をするにあたり、きちんと通読しておいてくださいね」
司会という大役を任された場合も、一体自分がどのようなことをいうのか、事前に確認しておかなければいけません。
自分が誰を紹介するのか、どのようなプログラムになっているのか、事前に「通読」しておくことで間違いなく役割を果たすことが可能になります。
「通読」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「目を通す」【めをとおす】
- 「読む」【よむ】
「目を通す」【めをとおす】
「目を通す」というのはビジネスシーンでよく使う表現であり、一通り見るという意味になります。
ただし、目上の人に使うべき言葉ではありません。
「読む」【よむ】
「読む」というのは1文字で書かれたものを1つずつ声に出していう、文章や文字を見てそこに書かれている意味や内容を理解する、という意味になります。
本を読むなどと言いますね。
「通読」はビジネスでよく使われる表現ですから、ぜひ覚えておきましょう。
資料等にはきちんと目を通し、事前に準備をすることが大切です。