「気心が知れる」の意味とは!類語や言い換え
この「気心が知れる」と表現できる仲の人は、多いに越したことはないでしょう。
目次
- 「気心が知れる」とは?
- 「気心が知れる」の表現の使い方
- 「気心が知れる」を使った例文と意味を解釈
- 「気心が知れる」の類語や言い換え
「気心が知れる」とは?
「気心が知れる」とは、「何でも包み隠さず話せる間柄」のことです。
もちろん仲がよいことが前提で、損得の勘定なく付き合える関係だとも表現できます。
この関係になると、片方だけがそう思っているということは少なく、お互いにそうだと考えていることがほとんどです。
幼い頃からの付き合いや、意気投合してそのような関係になったというように、お互いに何も隠す必要のない間柄のことだと考えてください。
- 「気心が知れる」の読み方
「気心が知れる」の読み方
「気心が知れる」は、「きごころがしれる」と読みます。
「気心」は気質のことで、人に対して使うと、その人の本質(本心)とも表現できます。
お互いにそれが知れている間柄という意味で、この「気心が知れる」と使っています。
「気心が知れる」の表現の使い方
「気心が知れる」は、「気心が知れた」と使うことも多い言葉です。
「あいつとは気心が知れた間柄だ」といったように、その人とそういう関係だと使う時によく用いられる形です。
本当にこの関係であれば、先のようにお互いにそう考えていることになりますが、中には片方だけが一方的にそう思い込んでいるだけの場合もあります。
そのようなケースでは、「気心が知れる」と使っていること自体が間違いで、相手からすると、まだそこまでとは思っていないということです。
「気心が知れる」を使った例文と意味を解釈
「気心が知れる」を使った例文と、その意味の解釈です。
本当にお互いにこの仲となるのは、そう簡単なものでもないと言えるでしょう。
- 「気心が知れる」を使った例文1
- 「気心が知れる」を使った例文2
「気心が知れる」を使った例文1
「彼とは気心が知れた仲だから、何も心配はしていない」
本当にそのような仲であれば、このような形でそれを表現することが少なくありません。
「気心の知れた」や「気心が知れている」と使うこともでき、どれも一緒に意味になります。
「気心が知れる」を使った例文2
「気心が知れる間柄だと思っていたのに、さん付けで呼ばれて少しガッカリした」
気心が知れる仲であれば、呼び捨てや愛称で呼び合うことが多いと言えますが、さん付けだからと言って、そういう関係ではないということもありません。
しかし、それまでは呼び捨てや愛称で呼ばれていたのに、突然さん付けされるようなことがあるとこのように思ってしまっても仕方ないでしょう。
「気心が知れる」の類語や言い換え
「気心が知れる」と似た意味の言葉です。
この間は、このような関係だということになります。
- 「密な関係」【みつなかんけい】
「密な関係」【みつなかんけい】
お互いに気心の知れた間柄を、このように表現します。
よって、言い換えにも使える言葉で、「彼とは気心が知れた仲だ」は、「彼とは密な関係だ」と置き換えることができます。
「気心が知れる」仲には簡単になれるものではありませんが、そうなった相手とは、より深い付き合いができると考えていいでしょう。