「正攻法」とは?意味や言い換え!例文と解釈
何事も、この「正攻法」でいくに越したことはありませんが、中にはそれでは難しいということもあるのが実情です。
目次
- 「正攻法」とは?
- 「正攻法」と「成功法」の違い
- 「正攻法」の表現の使い方
- 「正攻法」を使った例文と意味を解釈
- 「正攻法」の類語や類義語・言い換え
「正攻法」とは?
「正攻法」とは、「小細工せずに真正面から攻めること」を表す言葉です。
「攻める」と表現していますが、何も戦闘行為に限らず、あらゆる対象に使うことができる表現です。
例えば、「賄賂など使わず、正攻法で攻めるべきだ」といったような使い方になり、堂々と正当な方法だけで攻めるという意味になります。
- 「正攻法」の読み方
「正攻法」の読み方
「正攻法」とは、「せいこうほう」と読む言葉です。
難しい漢字もなく、特別な読み方もしない為、普通に読めば問題ありません。
むしろ、この読み方より、「正当法」(せいとうほう)と間違って使われることが多いので、こちらの方に注意してください。
「正当な方法による」という意味から、こちらの言葉と混同されがちですが、この言葉にはまた別の意味があり、「規則や規定に沿った正しい方法」と解釈します。
要は同じことだと思われるかも知れませんが、こちらは「この問題は、正当法で解けるはず」のように、主として学問に対して使われる言葉で、「攻める」という意味は含んでいません。
「正攻法」と「成功法」の違い
「正攻法」には、更に「成功法」という似た言葉が存在します。
この言葉は、「成功する為の方法」という意味で、何かの事柄をその通りに行えば、まず成功できるといった方法がある時に使われます。
読み方が同じ為、口語使う時にはこちらと間違えられる場合がありますが、使い方をよく聞いていれば、その心配はないでしょう。
「正攻法」の時には「~で攻める」、「~でいく」といった使われ方になり、「成功法」は主に「~がある」、「~を使う」と使います。
「正攻法」の表現の使い方
「正攻法」は、余計な策は使わず、真正面から攻めるという意味で使います。
先のように、賄賂を使わないといった場合や、とても正当だとは思えない手段は一切講じないという意味で用いる表現です。
つまり、その事柄においては、そう攻めるのが常道だという場合に使うと覚えておきましょう。
「正攻法」を使った例文と意味を解釈
「正攻法」を使った例文と、その意味の解釈です。
どのような事柄に対しても、この正攻法で望むのが一番なのは言うまでもありませんが、時にはそれだけではどうしようもないという場合もあるものです。
- 「正攻法」を使った例文1
- 「正攻法」を使った例文2
「正攻法」を使った例文1
「どうやら正攻法だけでは、このコンペに勝てそうにない」
該当のコンペにおいて、まともに攻めたのでは勝てそうにないと使っています。
コンペでは、場合によっては事前の根回しなどの手が使われることがあり、まともにいくだけが正解という訳でもないのが現実です。
「正攻法」を使った例文2
「とても正攻法とは思えないが、実に効果的な作戦だった」
ゲームなどで使われる形で、少し捻った作戦で効果的に攻められたと言っています。
そのゲーム以外でも、凝った作戦が功を奏したと言いたい時に用いることができます。
「正攻法」の類語や類義語・言い換え
「正攻法」と似た意味で使える言葉です。
横文字ではこちらがよく用いられます。
- 「フェアに挑む」【ふぇあにいどむ】
「フェアに挑む」【ふぇあにいどむ】
「フェアに戦う」と使っても一緒です。
小細工をせずに正々堂々と挑むことで、スポーツの世界では、「フェアプレイ」と表現することが多いです。
「正攻法」は、それこそが一番に違いありませんが、世の中、それだけではうまくいかない、勝てないということも多く、臨機応変な対応が必要になります。
ただし、賄賂などといった極端な手段も、それはそれでまた考えものです。