「蛇蝎」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「蛇蝎」とは、「人が強く恐れて嫌うもののたとえ」を意味する言葉です。
「蛇蝎」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「蛇蝎」とは?
- 「蛇蝎」の語源や由来
- 「蛇蝎」の表現の使い方
- 「蛇蝎」を使った例文と意味を解釈
- 「蛇蝎」の類語や類義語・言い換え
「蛇蝎」とは?
「蛇蝎」という表現は、「人が非常に強く恐れて嫌うものの喩え(たとえ)」を意味しています。
「蛇蝎」というのは、「人が見るのも嫌なくらいに毛嫌いしているもの(忌み嫌っているもの)、あるいは反射的に非常に強い恐怖を感じるものの喩え」を意味する表現なのです。
- 「蛇蝎」の読み方
「蛇蝎」の読み方
「蛇蝎」の読み方は、「だかつ」になります。
「蛇蝎」の語源や由来
「蛇蝎」の語源は、「人間が本能的・反射的・現実的(生存維持的)に嫌うことが多いへびとさそり」に由来しています。
へびとさそりは致死的な猛毒を持つ種類もいるため、へびやさそりに噛まれることを昔の人は強く恐れて嫌ったのです。
「蛇蝎」という表現の語源は、「蛇(へび)+蝎・蠍(さそり)」にあり、へびとさそりは近代・近世以前の古い時代から「嫌悪と恐怖の対象(忌み嫌って見るのも嫌な対象)」になりやすい動物(爬虫類・虫)でした。
蛇(へび)と蝎(さそり)からの類推で、「人が非常に嫌悪して恐れるもの」を「蛇蝎(だかつ)」と呼ぶようになったのです。
「蛇蝎」の表現の使い方
「蛇蝎」の表現の使い方は、「非常に強い嫌悪感や恐怖感を持っている対象(人物・動物・モノなど)」に対して使うという使い方になります。
特に、「へびやさそりのように強く毛嫌いしたり恐れたりする」の意味で、「蛇蝎の如く嫌う(だかつのごとくきらう)」という慣用句が良く使われます。
「蛇蝎」を使った例文と意味を解釈
「蛇蝎」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「蛇蝎」を使った例文1
- 「蛇蝎」を使った例文2
「蛇蝎」を使った例文1
「彼女は野蛮で不潔な彼のことを、昔から蛇蝎の如く嫌っていて決して近寄りません」
この例文は、「彼女は野蛮で不潔な彼のことを、昔からまるでへびやさそりのように極端に嫌っていて、決して近寄ることはない」ということを意味しています。
「蛇蝎」を使った例文2
「蛇蝎のように無条件に嫌われて遠ざけられると、どんな手段を用いてもその相手との関係改善はほとんど不可能になってしまいます」
この例文は、「へびやさそりのように無条件に(ほとんど反射的に)嫌われて遠ざけられると、どんな手段を用いてもその相手との関係改善はほとんど不可能になってしまう」ということを意味しています。
「蛇蝎」の類語や類義語・言い換え
「蛇蝎」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「忌み嫌う・嫌悪(憎悪)する」
- 「白眼視・目の敵にする」
「忌み嫌う・嫌悪(憎悪)する」
「蛇蝎」の類義語・言い換えとして、「忌み嫌う・嫌悪(憎悪)する」があります。
「蛇蝎」という表現は、「相手をへび・さそりのように反射的・本能的に忌み嫌うこと」や「非常に強く嫌悪したり憎悪したりすること」を意味しています。
それらの意味から、「蛇蝎」と近しい似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「忌み嫌う・嫌悪(憎悪)する」という表現を指摘できるのです。
「白眼視・目の敵にする」
「蛇蝎」の類語・言い換えには、「白眼視・目の敵にする」があります。
「蛇蝎」という表現は、「相手を非常に強く嫌って敵視したり軽蔑したりすることの喩え」を意味しています。
その意味合いから、「蛇蝎」という表現は相手を白い目で見て軽蔑する「白眼視」、相手を敵視する「目の敵にする」という表現に言い換えられるのです。
「蛇蝎」という言葉について徹底的に解説しましたが、「蛇蝎」には「人が強く恐れて嫌うもののたとえ」や「蛇・さそりのように非常に強く忌み嫌うもののたとえ」などの意味があります。
「蛇蝎」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「忌み嫌う・嫌悪(憎悪)する」「白眼視・目の敵にする」などがあります。
「蛇蝎」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。