「誤報」とは?意味や使い方!例文や解釈
「誤報」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「誤報」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「誤報」とは?
- 「誤報」の表現の使い方
- 「誤報」を使った言葉と意味を解釈
- 「誤報」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「誤報」の反対語
- 「誤報」の類語や類義語・言い換え
- 「誤報」の英語と解釈
「誤報」とは?
「誤報」とは「間違えて知らせること」、「間違った知らせのこと」を言います。
- 「誤報」の読み方
「誤報」の読み方
「誤報」と書いて「ごほう」と読みます。
「誤報」の表現の使い方
「誤報」とは間違えて知らせること、間違った知らせのことであり、新聞記事、ニュース、雑誌の記事、ネットニュースなどで、事実ではないことを発表してしまった場合に使います。
「誤報」とは本来あってはならないことですので、いい意味はありません。
「誤報」を出してしまうということは、沢山の人に迷惑をかけたり混乱を招いてしまいますし、何よりも会社や個人など「誤報」を出した側の信用も失ってしまう行為なのです。
「誤報にならないように、しっかり裏をとること」「これは誤報ではないかと疑われるほどの大スクープだった」などと使います。
「誤報」を使った言葉と意味を解釈
それでは「誤報」を使った言葉をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「大誤報」
- 「誤報を出す」
- 「スクープと誤報」
「大誤報」
「大誤報」とは、程度が大きい、甚だしい「誤報」のことで、はっきり言ってしまえば、まったくかすりもしない、でたらめであるといった「誤報」に使われる言葉です。
「つきあってすらいない二人なのに、結婚するなんて、大誤報もいいところだ」「こんな大誤報を出した責任は誰がとるのだろうか」「大誤報で大迷惑」などと使います。
「誤報を出す」
「誤報を出す」とは、新聞、ネット記事、雑誌、テレビのニュースなどで「誤報」が出てしまった後に使う言い回しです。
「なぜ、こんな誤報を出す羽目になったのだ」「最近、この雑誌は誤報を出すことが多くない?」「誤報を出すと、対応やお詫びで大変なことになる」という風に使います。
「スクープと誤報」
「スクープ」とは報道記者、会社などが、他の記者、会社が知らないうちに大きなニュースを探り出して報道することを言います。
もちろん大きなニュースになりますし、他を出し抜くということでどこも「スクープ」を狙っていると言えるでしょう。
その為スクープしようとして「誤報」が起きやすくなるということもあるのです。
「これはスクープと誤報、どっちなんだ」という風に使います。
「誤報」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「誤報」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「誤報」を使った例文1
- 「誤報」を使った例文2
「誤報」を使った例文1
「誤報のせいで、一時、現場は混乱状態になった」
「誤報」とは間違った知らせ、間違えて知らせることです。
つまり「誤報」というのは、混乱状態を招くことに繋がりますので、あってはならないことなのです。
「誤報」を使った例文2
「スクープ合戦で、誤報が生じやすいのかもしれない」
スクープとは他を出し抜き、重大ニュースを探り出して報道することを言います。
「特種」とも言います。
報道する者としては同じことをニュースにするより、他が知らないことを知り知らせたいという気持ち、使命を持っていることでしょう。
しかしそれが度を越して、確実ではない情報を誤って出してしまう、いわゆる「誤報」が出てしまうことになるのではないかと例文は伝えているのです。
「誤報」の反対語
「誤報」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「確報」【かくほう】
- 「確かな知らせ」【たしかなしらせ】
「確報」【かくほう】
「確報」とは確かな知らせという意味です。
「確報を得たので、発表に踏み切るぞ」「これは確報だ、間違いない」などと使います。
「確かな知らせ」【たしかなしらせ】
「誤報」の反対語を、ごく簡単な言葉で言い換えるならば「確かな知らせ」となります。
「確かな知らせが出るまで待とう」「それは本当に確かな知らせなのか」という風に使います。
「誤報」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「誤報」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「デマ」
- 「流言飛語」【りゅうげんひご】
- 「誤った情報」【あやまったじょうほう】
- 「ガセネタ」
- 「空言」【くうげん】
「デマ」
「デマ」とは根拠、確証のない噂話のことを言います。
「それはあいつらが流したデマに過ぎない」「デマを信じる方も、賢いとは言えないな」「悪質なデマに、被害を受ける」などと使います。
「流言飛語」【りゅうげんひご】
「流言飛語」とは世の中で言いふらされる確証のない噂話、扇動的な宣伝などを言います。
「流言飛語に惑わされるな」「それは彼らの流言飛語だ」と使います。
「誤った情報」【あやまったじょうほう】
「誤った情報」とは間違った知らせ、内容、様子という意味になります。
「誤った情報を信じて、大失敗をする」「意図的に誤った情報を流している気がする」などと言います。
「ガセネタ」
「ガセネタ」とはでたらめな情報という意味です。
「ガセ」とは偽物の意味で「ネタ」とは「種」のことです。
「ガセネタを掴まされてどするんだ」「またガセネタに違いないさ」などと使います。
「空言」【くうげん】
「空言」とは根拠のない噂、虚言、実行のできない口先だけの話という意味です。
「またしても、空言を吐く」「空言に惑わされないように自分で確認するようにしなさい」などと使います。
「誤報」の英語と解釈
「誤報」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“a false report”、“wrong information”という単語で言い表します。
例文は“The news proved false”(その報道は誤報であることがわかった)となります。
いかがでしたでしょうか。
「誤報」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「誤報」とは間違えて知らせること、間違った知らせのことであり、あってはならないことと覚えておきましょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。