「角逐」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「角逐」とは、「お互いにせめぎ合うこと・争うこと」を意味する言葉です。
「角逐」の「意味・読み方・語源・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「角逐」とは?
- 「角逐」の語源
- 「角逐」の表現の使い方
- 「角逐」を使った例文と意味を解釈
- 「角逐」の類語や類義語・言い換え
「角逐」とは?
「角逐」という表現は、「お互いにせめぎ合うこと」や「二人が争い合うこと(せり合うこと)」を意味しています。
「角逐」というのは、「実力(強さ)が近い者同士が、競争をしたり戦いをしたりすること」を意味する表現なのです。
そのため、圧倒的な実力差があって勝敗がすでに見えているようなケースでは、「角逐」という言葉は使われません。
- 「角逐」の読み方
「角逐」の読み方
「角逐」の読み方は、「かくちく」になります。
「角逐」の語源
「角逐」の語源はその漢字の意味から考えることができます。
「角」の語源的な意味として「くらべる・きそう・あらそう」があり、「角力(かくりき=相撲取り)・角界(かっかい)」などの言葉に使われます。
「逐」の語源的な意味には「追い払う・後を追う・きそう・あらそう」があり、「角+逐=角逐」で「相手と力を比べて競り合うこと・争うこと」を意味するようになったのです。
「角逐」の表現の使い方
「角逐」の表現の使い方は、「近しい実力を持つ人たち・勢力が、競り合っていたり争っていたりする場合」に使うという使い方になります。
例えば、「古代中国の三国志時代というのは、魏・呉・蜀(ぎ・ご・しょく)という三大勢力の国が角逐したエキサイティングな時代なのです」といった文章で、「角逐」という表現を正しく使うことができます。
「角逐」を使った例文と意味を解釈
「角逐」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「角逐」を使った例文1
- 「角逐」を使った例文2
「角逐」を使った例文1
「ビバレッジ業界各社のコーヒー系飲料の市場を巡る角逐は、厳しさを極めてきています」
この「角逐」を使った例文は、「ビバレッジ業界各社のコーヒー系飲料の市場を巡る競争のせめぎ合いは、厳しさを極めてきている」ということを意味しています。
「角逐」を使った例文2
「戦国時代というのは、大きな軍事力や勢力圏を持つ戦国大名と呼ばれる領主たちが角逐していた時代なのです」
この「角逐」を使った例文は、「戦国時代というのは、大きな軍事力や勢力圏を持つ戦国大名と呼ばれる領主たちが、お互いにその武力・政治力を示して張り合っていた(争い合っていた)時代なのである」ということを意味しています。
「角逐」の類語や類義語・言い換え
「角逐」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「競り合い・張り合い」
- 「相克・対決」
「競り合い・張り合い」
「角逐」の類義語・言い換えとして、「競り合い・張り合い」があります。
「角逐」という表現は、「お互いに実力を比較して競り合うこと、張り合うこと」を意味しています。
その意味から、「角逐」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)として、「競り合い・張り合い」を上げることができるのです。
「相克・対決」
「角逐」の類語・言い換えには、「相克・対決」があります。
「相克」という表現は、「対立・矛盾する二つの人・勢力が、お互いに相手に勝とうとしてせめぎ合うこと」を意味しています。
「対決」という言葉は、「相手(敵)と戦って勝敗を決めること」を意味しています。
それらの意味合いから、「角逐」の表現は「相克・対決」という表現で言い換えることができるのです。
「角逐」という言葉について徹底的に解説しましたが、「角逐」には「お互いにせめぎ合うこと・争うこと・競り合いをすること」などの意味があります。
「角逐」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「競り合い・張り合い」「相克・対決」などがあります。
「角逐」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。