「一枚上手」とは?意味や語源や言い換え!例文と解釈
皆さんは「一枚上手」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉を聞くと、勝負事において「自分よりもレベルが高い」というような印象を持つのではないでしょうか?
この言葉は日常生活の中の会話だけでなく、仕事をしている最中でも使われることがありますが、どのような意味があり、活用場面としてはどんなシチュエーションで使われるのか、ここでフォーカスしていくことにしまう。
目次
- 「一枚上手」とは?
- 「一枚上手」の語源
- 「一枚上手」の表現の使い方
- 「一枚上手」を使った例文と意味を解釈
- 「一枚上手」の類語や類義語・言い換え
「一枚上手」とは?
「一枚上手」とは「相手に比べてみて、自分より目に見えてはっきりと分かるくらいに優れていること」、あるいは「相手の方がはるかに勝っていること」を意味している言葉です。
- 「一枚上手」の読み方
「一枚上手」の読み方
「一枚上手」は「いちまいうわて」という読み方になりますので、ここで間違いないように、確実に理解しておくようにしましょう。
「一枚上手」の語源
「一枚上手」の語源は、将棋から来ており、駒を自分より上級者の側の盤面から一枚減らすというハンデキャップから来ていると言われています。
「一枚上手」の表現の使い方
「一枚上手」は「自分より、実力や能力がはるかに高い」という意味がありますので、やはり勝負事で相手のレベルの高さを評したり、スポーツでの試合で強い相手のことを表現するような場合で使われることになります。
「一枚上手」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「一枚上手」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「一枚上手」を使った例文1
- 「一枚上手」を使った例文2
「一枚上手」を使った例文1
「様々な手段を講じて組織を活性化し大きく発展させていったのですが、その手法においては、同期の山田の方が一枚上手だった」
企業においては、課長や部長は自分の組織を活性化させて業績を高めるようなマネジメントを行います。
この例文でも、ある管理職がそのようなことをしているようで、自分なりに活性化させたことにそれなりの満足があったのです。
しかし、同期の山田氏の方が、その点においてはさらに「一枚上手」だったということです。
「一枚上手」を使った例文2
「相手の一枚上手を行って、物事を有利に進めるためには、自分をも客観的に分析する力が必要だ」
競争相手の「一枚上手」を行くためには、日頃から色々な面で努力を続ける必要がありますが、その一方で自分自身も冷静に客観的に観察できる力を持ち合わせておかなければなりません。
「一枚上手」の類語や類義語・言い換え
「一枚上手」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「一日の長がある」【いちじつのちょうがある】
- 「役者が上」【やくしゃがうえ】
「一日の長がある」【いちじつのちょうがある】
「一日の長がある」という言葉が「一枚上手」の類義語として挙げることができます。
この言葉には「相手と比較して能力や成績が上であること」という意味があり、競争する相手と自分を比べてみて、相手の方が勝っている場合に使われることになります。
「役者が上」【やくしゃがうえ】
「役者が上」という言葉もありますが、「駆け引きなどがより優れていること」、「格上」、「やや上手」といったような意味があります。
「役者」というと「演技が上手だ」という印象がありますが、日頃の行動が発言も「役者のしている言動」で表現されています。
その上で、非常に「やることが優れている」という理解ができると思います。
「一枚上手」という言葉の意味や使い方を例文の活用で紹介してきましたが、ある程度の使い方はイメージすることができたのではないかと思います。
人は自分よりも能力が勝っている人が目に前にいると、変に緊張したり、委縮してしまうものです。
しかし、そのようなことに一切臆することなく、堂々と振る舞えるようにしておきたいものでしょう。