「弔鐘」とは?意味と読み方・使い方を詳しく解説!
「弔鐘」は、日本ではあまり行われませんが、欧米では教会の鐘がその為に鳴らされます。
目次
- 「弔鐘」とは?
- 「弔鐘」の表現の使い方
「弔鐘」とは?
「弔鐘」とは、死者を悼んで鳴らされる鐘のことです。
基本的に墓地への納骨の際に鳴らされるもので、教会の鐘がよくその為に使われます。
死者の冥福を祈って鳴らされると解釈されることがありますが、この「冥福」は基本的に仏教用語で、キリスト教など他の宗教(仏教でも浄土真宗)ではあまり用いない言葉です。
その為、多くの場合で教会の鐘が使われることもあり、「死者を悼んで」という表現に留めておくのがいいでしょう(この表現も、死後は神の国に行くと考えられているキリスト教には相応しくありませんが、一般的に考えて使って構わない許容範囲内です)。
- 「弔鐘」の読み方
「弔鐘」の読み方
「弔鐘」は、「ちょうしょう」と読む言葉です。
この言葉がその為の鐘なので、「弔鐘の鐘を鳴らす」とすると、「鐘」が二重になってしまい、間違えになります。
そのまま「弔鐘を鳴らす」、「弔鐘が鳴った」と使ってください。
「弔鐘」の表現の使い方
日本では、あまり実際にこの「弔鐘」を鳴らすことはありません。
それに使うことができる鐘のある教会でも、そのほとんどが住宅街に隣接している為、墓地への納骨(または、告別式の終わりなどの鳴らすべきタイミング)と合わせるのが難しいことと、近所迷惑にもなってしまうからです。
よって、「彼を悼む弔鐘が鳴ったのが聞こえた」のように使った時でも、あくまで比喩表現として用いているだけで、実際には何も鳴らしていないということも多いです。
「弔鐘」は、日本では最後に挙げた比喩として使われる場合が多い言葉です。
海外の映画を観ると、実際に鳴らしているシーンが見られるかも知れません。