「ぼさぼさ」の意味とは!類語や言い換え
「ぼさぼさ」は、物の見た目に使う場合と、人の様子に対して用いる2つの意味のある言葉です。
目次
- 「ぼさぼさ」とは?
- 「ぼさぼさ」の具体例や表現の使い方
- 「ぼさぼさ」を使った例文と意味を解釈
- 「ぼさぼさ」の類語や類義語・言い換え
「ぼさぼさ」とは?
「ぼさぼさ」を物に対して使う場合、人間の髪の毛や動物の毛並みなどが対象になります。
それらが全く整っておらず、いかにもだらしのない見た目になっている時に、「ぼさぼさだよ」などと使ってください。
人の様子に用いる場合には、ぼっとしている、機敏さがないという意味になり、「ぼさぼさしてるな」といったように使われます。
この使い方の場合、「さぼる」の「る」を取り、逆にしたことが語源だという説があります。
「ぼさぼさ」の具体例や表現の使い方
「ぼさぼさ」は、髪の毛に対して使われることが多い言葉です。
「寝起きで髪の毛がぼさぼさだ」といった使い方は、誰でも見聞きしたことがあるでしょう。
人に対して「ぼさぼさするな」などと用いる時には、「ぼさっとするな」としても同じ意味なので、こちらもよく使われています。
この表現が、先に挙げた語源から直接きていると考えていいでしょう(あくまで説の1つなので、完全に「さぼる」が語源だと決まっている訳ではありません)。
「ぼさぼさ」を使った例文と意味を解釈
「ぼさぼさ」を使った例文と、その意味の解釈です。
両方の意味で使っている例文を挙げています。
- 「ぼさぼさ」を使った例文1
- 「ぼさぼさ」を使った例文2
「ぼさぼさ」を使った例文1
「風が強かったので、すっかり頭がぼさぼさだ」
直接髪の毛ではなく、この「頭がぼさぼさ」と使うことも多いです。
そのように言えば、当然髪の毛のことになるので、「そのぼさぼさ頭は何とかならない?」などという形もよく見聞きします。
「ぼさぼさ」を使った例文2
「いつまでもぼさぼさしていると、日が暮れてしまうぞ」
いつまでもぼっとしていたり、もっと素早く行動や作業を行わないと、1日が終わってしまうと使っています。
この言葉とは直接関係ありませんが、「日が暮れてしまう」は便利な表現で、その日の労働時間やそれに使える時間が終わってしまうという意味で、昔からよく使われています。
「ぼさぼさ」の類語や類義語・言い換え
「ぼさぼさ」の類語ですが、2つの意味のそれぞれに相当するものを1つずつ挙げていきます。
- 「無造作な」【むぞうさな】
- 「ぼんやり」【ぼんやり】
「無造作な」【むぞうさな】
ぼさぼさの髪は、この言葉を使って「無造作な髪」だと言い換えることができます。
最近では、わざとぼさぼさに見えるようにした(完全にぼさぼさな状態ではなく、そう見えながらも要所は抑えている)「無造作ヘア」と呼ばれる髪形も流行っているようです。
「ぼんやり」【ぼんやり】
「ぼんやりするな」とすると、「ぼさぼさするな」と使うのとよく似た意味になります。
この「ぼんやり」という言葉で、ぼっとしていて素早さがない様子が表現できます。
「ぼさぼさ」は、2つの意味がある言葉ですが、どちらで使っているのかが分かりやすいので、それを間違えることはないでしょう。