「真相」とは?意味や使い方!例文や解釈
「真相」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「真相」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「真相」とは?
- 「真相」の表現の使い方
- 「真相」を使った言葉と意味を解釈
- 「真相」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「真相」の反対語
- 「真相」の類語や類義語・言い換え
- 「真相」の英語と解釈
「真相」とは?
「真相」とは、物事の本当のこと、姿、様子という意味です。
- 「真相」の読み方
「真相」の読み方
「真相」と書いて「しんそう」と読みます。
「真相」の表現の使い方
「真相」とは物事の本当のこと、真実の事態という意味ですので例えば事実とされていることが疑わしい場合とか、物事がいまいちはっきりしていないことなどに使う言葉となります。
「真相を究明する必要がある」「真相を知りたいと追っている」「あの事件の真相とは」という風に使います。
「実は〇〇である」といったことを伝えたい時に使うといいでしょう。
「真相」を使った言葉と意味を解釈
「真相」を使った言葉、言い回しをいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方のイメージを掴んでみてください。
- 「真相を確かめる」
- 「真相を究明」
- 「真相を激白」
「真相を確かめる」
「真相を確かめる」とは本当はどうだったのか調べたり、念を押して納得することを言います。
「彼の言うことを鵜呑みにするわけにはいかないし、私たちで真相を確かめる必要はあるな」「真相を確かめることもしないで、一方的に記事にするとはどういうことですか」などと使います。
「真相を究明」
「真相を究明」とは本当であるかどうか、何が本当なのかを、徹底的に追究、明らかにすることを言います。
「私はこれからも真相を究明していく活動を止めません」「早く真相を究明しなければならない」という風に使います。
「真相を激白」
芸能ニュース、雑誌などでよく使われるのが「真相を激白」という言い回しではないでしょうか。
「激白」とは衝撃的な内容を隠すことなく打ち明けること、また抑えていた気持ちを告白することを言います。
大体においては騒動になっていること、人々の関心が高いことに使います。
「あの女優が噂の真相を激白」「真相を激白したとて、彼の好感度が元に戻るわけではない」「彼女の思わせぶりなSNSはまるで、真相を激白すると、我々に脅しをかけているようだ」という風に使います。
「真相」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「真相」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「真相」を使った例文1
- 「真相」を使った例文2
「真相」を使った例文1
「真相は人に言えないようなことなので、結局は嘘をつくしかないのだ」
「真相」とは物事の本当の姿、様子、真実の事態という意味です。
つまり人に言えないような「真相」を抱えている人は、取り繕うしかない、嘘で誤魔化すしかないということを例文は伝えているのです。
「真相」を使った例文2
「真相を究明すると言うと、彼女は激怒したのだった、よほど都合が悪いと見える」
「真相を究明」とは本当のことを徹底的に調べるという意味ですが、それに対して激怒する人とは、要するに公になると都合が悪いことがある人なのです。
とは言え、やり過ぎるのは個人のプライバシーの侵害に当たることもありますので「真相の究明」という言葉を振りかざし何でもしていいというわけではありません。
「真相」の反対語
「真相」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「仮想」【かそう】
- 「空想」【くうそう】
「仮想」【かそう】
「仮想」とは仮に想定することという意味ですから、要するに真実ではないのです。
「空想」【くうそう】
「空想」とは現実にはありそうもないことを、頭の中で想像することを言います。
「空想力に優れている人」などと使います。
「真相」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「真相」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「現実」【げんじつ】
- 「実態」【じったい】
- 「実相」【じっそう】
- 「正真」【しょうしん】
- 「真誠」【しんせい】
「現実」【げんじつ】
「現実」とは今、事実として存在している事、状態のことを言います。
「厳しい現実に向き合っていない」「理想と現実は違うのだからそろそろ気がつきなさい」「これは現実に起こったことなのですか」などと使います。
「実態」【じったい】
「実態」とは見ただけではわかりにくい、実際のありさまのことを言います。
「誰も彼女の家庭での様子など見たことがないから、夫婦の実態がわからないのは当たり前でしょう」「彼の日頃の行動はどんなものなのか、ここは実態を調査する必要があるなあ」「結局良く見せていて我々は騙されていただけで、あの塾の実態はこんなことなんですよ」という風に使います。
「実相」【じっそう】
「実相」とは実際のありさま、事情という意味になります。
「社会の実相」「あの店の実相を知っている者はいるか」などと使います。
「正真」【しょうしん】
「正真」とは真実であること、本物であることを言います。
「正真正銘」「正真の品でございます」という風に使います。
「真誠」【しんせい】
「真誠」とは偽りや誤魔化しがないこと、真実という意味になります。
「あなたの真誠な思いは相手にきっと伝わることでしょう」「あいつは、真誠なところは一つもない男だ」などと使います。
「真相」の英語と解釈
「真相」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“the truth”、“the real facts”という単語を使います。
例文は“search for the truth”(真相を追求する)、“know the truth of the case”(事件の真相を知っている)となります。
いかがでしたでしょうか。
「真相」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「真相」とは物事の本当の姿、本当の様子、真実の事態を言います。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。