「代替が利く」の意味とは!類語や例文と意味を解釈
この「代替が利く」は意味よりも、むしろ読み方、及びこの漢字表記を覚えておきたい言葉です。
目次
- 「代替が利く」とは?
- 「代替が利く」の表現の使い方
- 「代替が利く」を使った例文と意味を解釈
- 「代替が利く」の類語
「代替が利く」とは?
「代替が利く」とは、「代わりになる物(者)が存在する」ことだと解釈してください。
要は、それ(その人)が全てという訳ではないと言いたい時に使う言葉です。
「この部品は代替が利くから、足りなくなっても大丈夫」と使うと、その部品が無くなっても、代わりになる物が存在するので、どんどん使っても大丈夫という意味になります。
また、「ラインの従業員なら、何とか代替が利く」と言えば、ライン(流れ作業)に従事している従業員であれば、何とか代わりの人材が用意できるという意味になります。
- 「代替が利く」の読み方
「代替が利く」の読み方
「代替が利く」は、「だいがえがきく」と読むのが一般的です。
と言うもの、「代替」は「だいたい」とも読む言葉で、「だいたいがきく」としても間違いではありません。
ですが、この「代替が利く」という形の場合、「だいがえ」と読むのが語呂がよく、普通はこちらで使っています。
この「代替」とは、「代わり」のことです。
「利く」とすることで、いつでもそれが用意できるという意味となっています。
尚、「効く」と間違えて使われることも多いので、この点に気を付けてください。
「代替が利く」の表現の使い方
「代替が利く」は、部品などの物を対象の場合には、特に意識せずに使って構いませんが、人にい対して使う時には、それなりに注意しないといけない言葉です。
それは、下手に使うと、「その人の代わりはいくらでも居る」という意味にとられてしまうからです。
その通りだとしても、あまりいい表現ではないのは言うまでもない為、このような使い方をする際には、その本人には聞こえない所にするなどの配慮が必要です。
「代替が利く」を使った例文と意味を解釈
「代替が利く」を使った例文と、その意味の解釈です。
物と人に使っている例を挙げていきます。
- 「代替が利く」を使った例文1
- 「代替が利く」を使った例文2
「代替が利く」を使った例文1
「へこんだのはバンパーだけなので、すぐに代替が利くそうだ」
車をぶつけてしまったものの、幸いにもバンパー部分だけだったので、そこさえ交換すれば大丈夫だと言っている例です。
ただし、今の車にはこのバンパーが付いていないものも(特に小型車には)多い為、その場合は多少のへこみでも、車ごと板金修理になってしまうかも知れません。
「代替が利く」を使った例文2
「彼は代替が利く人材ではないので、辞められてもらっては困る」
その彼が代わりが利かない人材だと使っている例になります。
このような使い方であれば、本人に対して直接使っても構いません。
人に対して使う場合に、これが「利く」と「利かない」では、全くニュアンスが異なってきます。
「代替が利く」の類語
「代替が利く」と似た意味で使える言葉です。
物に対してのみ使える表現になります。
- 「互換性がある」【ごかんせいがある】
「互換性がある」【ごかんせいがある】
それの代わりにすることができるという意味で使えます。
「これとあのパーツとは互換性がある」とすると、そのパーツの代わりに使うことができるという意味になります。
「代替が利く」は、人に使う時には注意しないといけない言葉です。
また、「効く」としないようにも気を付けて使ってください。