「拐かす」とは?意味!読み方や解説
この「拐かす」は、近年では時代劇でもないと、まず聞くことはないでしょう。
目次
- 「拐かす」とは?
- 「拐かす」の表現の使い方
「拐かす」とは?
「拐かす」とは、「誘拐する」ことを指して使う言葉です。
「誘拐事件」は「拐かし」と表現し、江戸時代などが舞台の時代劇では、そのような事件に対してよくそのように使っています。
今でもこの意味で使えないことはない言葉ですが、年配の人でも普通には用いない表現なので、知識として頭に入れておく程度に留めておいた方がいいでしょう(テストなどに出題されると分かっている場合には、この限りではありません)。
- 「拐かす」の読み方
「拐かす」の読み方
「拐かす」は、「かどわかす」と読みます。
「拐かす」とすると、「かどわかし」になります。
「誘拐」(ゆうかい)と同じ漢字を使っているので、読み方が分からない場合でも、ここから何となく意味が連想できる言葉かも知れません。
「拐かす」の表現の使い方
現在では、この「拐かす」と使うことは現実的に考えて、まずないと言えるでしょう。
誘拐事件の報道に対して、「拐かしがあったみたいだ」などと遭えて使うことがあるかも知れませんが、無理に(知識として知っていると)用いている感が見え見えになるので、やめておいた方がいいでしょう。
特に若い人が使う言葉ではないので、意味を知っておくだけで充分です。
「拐かす」は、江戸時代までは普通に使われていた「誘拐する」という意味の言葉だと覚えておきましょう。
明治時代以降は、ほとんど用いられなくなった表現です。