「しこたま」の意味とは!類語や言い換え
「しこたま」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「しこたま」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「しこたま」とは?
- 「しこたま」の語源や表現の使い方
- 「しこたま」を使った例文と意味を解釈
- 「しこたま」の類語や言い換え
「しこたま」とは?
「しこたま」という表現にはたくさん、どっさり、という意味があります。
数量の多い様子を表す俗な言い方であり、例えば「しこたま儲けた」「しこたま詰め込んだ」と表現します。
例えば、野菜の詰め放題などでビニール袋にたっぷり野菜を詰め込んだら、それは「野菜をしこたま詰め込んだ」と表現できます。
「しこたま」の語源や表現の使い方
「しこたま」という表現は九州で生まれたと考えられています。
「これしかない」という意味の「しか」から生まれた「しこ」という表現と、「たんまり」が省略された表現がくっついて「しこたま」になったと考えられています。
また、大相撲の「四股」が当て字として使われていたこともあり、そのイメージから重さ等の意味が強まったのではないかと考えられます。
「しこたま儲ける」などと数量が多いということを表す場合に使われる表現です。
「しこたま」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「しこたま」を使った例文1
- 「しこたま」を使った例文2
「しこたま」を使った例文1
「母は詰め放題でしこたま詰め込み、ちょっと恥ずかしかったです」
主婦の中には、野菜等の詰め放題には目がないという人もいるのではないでしょうか。
このような詰め放題は家計に優しいですし、チラシで見かけたら絶対に行くという人もいるかもしれませんね。
もちろん家族の為を思えばこその行為なのですが、家族や友人からはなんだか恥ずかしいと思われてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そうはいっても家計に優しいですから、主婦としては遠慮していられないこともありますよね。
「しこたま」を使った例文2
「彼は新しいビジネスでしこたま儲けているらしい」
脱サラなどをして新しいビジネスを始めた時、どうやら思った以上に儲かった、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
最近は経済的な変化も大きく、今までと同じやり方ではビジネスがうまくいかないとも言われています。
言い換えれば、今まではダメだと言われていたやり方こそ今後はうまくいく可能性もあるのです。
新しいビジネスを始めた人が「しこたま」儲けていたら、それに関心を持つ人も増えてくるかもしれないですね。
「しこたま」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「たんまり」
- 「たっぷり」
「たんまり」
「たんまり」というのはたくさん、どっさり、という意味です。
たくさんある様子、非常に多い様子、という意味があり、「たんまり儲ける」などと使われます。
「たっぷり」
「たっぷり」という表現には溢れるほど、たくさん、まだ余りやゆとりがある、という意味があります。
満ちあふれるほどにある、という時にこの表現が使われます。
例えば「お水をたっぷり入れてください」などと言いますね。
「しこたま」という表現はなかなか聞かないという人もいるかもしれません。
九州で作られた表現ですので、地域によっても使われる頻度に違いがあると言えるでしょう。