「こってり」の意味とは!類語や言い換え
皆さんは「こってり」という言葉を耳にすることが色々な場面であるかと思います。
この言葉は、身近な場面でよく使われている言葉なので、知らない人はあまりいないのではないかと思います。
そこで今回は、改めてこの「こってり」という言葉について、見ていきたいと思います。
目次
- 「こってり」とは?
- 「こってり」の語源や表現の使い方
- 「こってり」を使った例文と意味を解釈
- 「こってり」の類語や類義語・言い換え
「こってり」とは?
「こってり」とは「濃くてしつこいさま」や「嫌やと言うほど」という意味になります。
「こってり」の語源や表現の使い方
「こってり」の意味は、「濃くてしつこいさま」や「嫌やというほど」ということになりますが、「濃くてしつこい」として使われる場合は、料理などの味に対する表現の1つとして使われます。
その中で、大阪弁では「性質が色濃くて表れている、典型的な」という意味を持つ「こてこて」という言葉があり、これが「こってり」という言葉になって行ったとされています。
「こってり」を使った例文と意味を解釈
ここで「こってり」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「こってり」を使った例文1
- 「こってり」を使った例文2
「こってり」を使った例文1
「いくつになっても、こってりとした本格ステーキが好物だけど、全体にこってりした味の豚骨ラーメンは、意外に後味が爽やかで、こちらも好きだね」
「こってり」は、味について使われることが多いのですが、歳を取っても「こってり」ステーキが大好きだという人が結構いるものです。
しかし、「こってり」味の代名詞とも言える九州の豚骨ラーメンは、濃厚な味でも、後味がさっぱりしているものも少なくありません。
「こってり」を使った例文2
「昨日は仕事でミスをしまい、上司からこってりと絞られました」
「こってり」はこのように「嫌やというくらいに絞られた」という意味でも使われています。
このように「こってり」は「濃厚な」ニュアンスがあるので、かなりしつこく叱られたこと意味しています。
「こってり」の類語や類義語・言い換え
ここで「こってり」に近い意味を持つ言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「厳しく」【きびしく】
- 「ギトギトした」
「厳しく」【きびしく】
「厳しく」が「こってり」の類義語として挙げることができます。
「とてもきつい状態であったり、程度の様が普通ではないようなさま」という意味で使われています。
一見、「こってり」とは程遠い言葉のように思えますが、「嫌やになるほど」という意味で近い類義語として理解することができます。
「ギトギトした」
「ギトギトした」も「こってり」と意味が似ている言葉で「料理などで脂肪分がたっぷり含まれているさま」ということを言っています。
それでも「こってり」より脂ぎった感じがより強いイメージがあります。
グルメブームが来てから久しいのですが、これに伴い「こってり」という言葉もかなりメジャーになってきたようです。
「こってり」豚骨ラーメンが今では有名ですが、20年前だと「こってりラーメン」などは、関東の人から見ると、変なラーメンだったかもしれません。
それでも今人気になっているのも、時代の変化なのでしょう。