「いとおかし」の意味とは!現代風に言い換え
「いとおかし」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「いとおかし」という言葉を使った例文や、「いとおかし」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「いとおかし」とは?
- 「いとおかし」の類語や類似表現や似た言葉
- 「いとおかし」を使った例文や短文など
「いとおかし」とは?
「いとおかし」という言葉を知っているでしょうか。
古文の授業を真面目に聞いていた人なら、「いとおかし」という言葉を知っているでしょう。
一方で、「いとおかし」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「いとおかし」という言葉の意味を紹介します。
- 「いとおかし」の書き方
- 「いとおかし」の意味
「いとおかし」の書き方
「いとおかし」は、当時の表記にすると「いとをかし」になります。
古典を原書などで読むと、「いとおかし」は「いとをかし」と書いてありますので、同じ言葉だと覚えておきましょう。
「いとおかし」の意味
「いとおかし」という言葉の意味を紹介します。
「いとおかし」は古文で用いられる、古い言葉になります。
「いと」には「とても」という意味があり、「おかし」には「趣がある」という意味があります。
そのため「いとおかし」には、「とても趣がある」「とてもおもしろい」という意味があります。
「いとおかし」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「いとおかし」の類語や類似表現を紹介します。
「いとおかし」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「興味深い」【きょうみぶかい】
- 「マジ最高」【まじさいこう】
「興味深い」【きょうみぶかい】
「興味深い」には「気持ちが引き付けられる様子」という意味があります。
何かに非常に強い興味を持った時、「興味深い」という言葉を使ってみましょう。
「マジ最高」【まじさいこう】
「マジ最高」は「本当に最高」という意味があります。
「いとおかし」を現代風の言葉にすると、「マジ最高」という言葉が、もしかしたらいちばんニュアンスが近いかもしれません。
「いとおかし」を使った例文や短文など
「いとおかし」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「いとおかし」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「いとおかし」を使った例文1
- 「いとおかし」を使った例文2
「いとおかし」を使った例文1
「かりなどのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、『いとおかし』」
この例文は、清少納言が書いた「春はあけぼの」の一節になります。
「雁などが列を作っているのが、とても小さく見えるのは、とてもおもしろい」という意味があります。
「いとおかし」と言えば、清少納言というイメージがあるため、覚えておくといいかもしれません。
「いとおかし」を使った例文2
「子犬と猫が、じゃれているのは、『いとおかし』」
この例文は、子犬と猫がじゃれている姿を見て、「とてもおもしろい」「興味深い」と言っている文章になります。
「いとおかし」は現在から見ても、ポップで可愛い印象の言葉のため、現代風の文章に混ぜても良さそうです。
「いとおかし」という言葉について見てきました。
何かを見た時に、とても興味深い、とっても可愛いと感じた時、「いとおかし」という言葉を使ってみましょう。