「立会いのもと」の意味とは!言葉を徹底解説
テレビやネットのニュースで「立会いのもと」という言葉を聞くことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「立会いのもと」とは?
- 「立会いのもと」の表現の使い方
- 「立会いのもと」を使った例文と意味を解釈
- 「立会いのもと」の類語や類義語・言い換え
「立会いのもと」とは?
「立会いのもと」の概要について紹介します。
- 「立会いのもと」の読み方
- 「立会いのもと」の意味
- 「立会い」の解釈
- 「もと」の解釈
「立会いのもと」の読み方
「立会いのもと」は「たちあいのもと」と読みます。
人によって「立ち会い」と書くこともありますが、読み方は同じです。
「立会いのもと」の意味
「立ち会いのもと」は「その場に関係者が居合わせて確認するという条件で」という意味です。
何かの問題が起こり、現状を把握して証拠としたり改善策を講じる為に、確認作業をすることがあります。
その問題を提議している人だけではなく、関係者や専門家などを読んで、目の前で同じ過程を再現する時に使われます。
公平性を保つ目的や、皆が同じ認識をする目的で、関係する人を呼ぶという条件付けの言葉です。
「立会い」の解釈
「立会い」は「他の人がその場に居合わせてものごとを確認すること」という意味です。
「立会い」と同じ読み方をする言葉に「立合い」があります。
「立合い」は、スポーツ、特に相撲や武道で勝負が始まった直後に相手と接することを言います。
何かの条件に基づいて行われる時には「立会い」が使われます。
「もと」の解釈
「もと」には「下」と「元」という漢字があり、それぞれ使分けられています。
「下」は「~という状態で」という意味で、何かの影響力が及んでいることを表します。
「立会い」という条件が定義づけられていますので、「立会いのもと」は「立会いの下」が正しい書き方です。
但し、多くの人が「した」と読み間違えてしまうので、「もと」と平仮名表記にすることもあるのです。
「元」は「ものごとの近く」「始まり」という意味があり、「手元」「親元」などに使われています。
「立会いのもと」の表現の使い方
「立会いのもと」は、何か問題が起きて証拠を残したい時に使われます。
事前に関係する人達を選出して、その場に居合わせてくれる様に依頼して行われるものです。
たまたま周囲に人がいる様な場合には使われません。
ビジネスや日常会話でかなり形式的な時に使う言葉です。
「立会いのもと」を使った例文と意味を解釈
「立会いのもと」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「立会いのもと」を使った例文1
- 「立会いのもと」を使った例文2
「立会いのもと」を使った例文1
「警察官立会いのもと、実況見分が行われた」
ニュースで最も使われる表現です。
事件や事故が発生した時に、当事者と警察官が居合わせてその時の状況を一つずつ確認していくことを言います。
「立会いのもと」を使った例文2
「お客様立会いのもと開錠をした」
カギのレスキューでは、その家やものの持ち主が一緒にないと開錠作業はできません。
お客様の見ているところで作業をしたことを表しています。
「立会いのもと」の類語や類義語・言い換え
「立会いのもと」の類語を紹介します。
- 「同行して」【どうこうして】
- 「目の前で」【めのまえで】
「同行して」【どうこうして】
「当事者と一緒に行動すること」という意味です。
「目の前で」【めのまえで】
「人が見ている状態で」という意味です。
「立ち会いのもと」は「その場に関係者が居合わせて確認するという条件で」という意味です。
形式的な場面で使う様にしましょう。