「衆人環視」の意味とは!言葉を徹底解説
ネットや雑誌、ニュースなどで「衆人環視」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「衆人環視」とは?
- 「衆人環視」の表現の使い方
- 「衆人環視」を使った例文と意味を解釈
- 「衆人環視」の類語や類義語・言い換え
「衆人環視」とは?
「衆人環視」の概要について紹介します。
- 「衆人環視」の読み方
- 「衆人環視」の意味
- 「衆人環視」の言葉の成り立ち
「衆人環視」の読み方
「衆人環視」は「しゅうじんかんし」と読みます。
四文字熟語なので読みにくいと思う人もいますが、落ち着いて「衆人」と「環視」に分ければ読み易いでしょう。
「衆人環視」の意味
「衆人環視」とは「大勢の人達がぐるりと取り巻いて見ていること」という意味です。
混雑した場所で何らかのイベントが行われたり騒ぎが持ち上がったりすると、大勢の人達が周囲を取り巻いた状態になります。
殆どが野次馬で、中にはスマホで撮影している人もいるでしょう。
この様な状態の中にあって注目を集めることを「衆人環視」と言うです。
「衆人環視」の言葉の成り立ち
「衆人環視」は「衆人+環視」という言葉で成り立っています。
「衆人」の「衆」は「大勢の人」という意味で、「人」は「人々」という意味、「衆人」で「大勢の人々」という意味です。
「環視」の「環」は「まわること」「めぐること」という意味で、「環状」「環境」などに使われています。
「視」は「見ること」「注目すること」という意味で、「環視」で「周囲を取り巻いて見ること」という意味です。
これらの言葉場組み合わさり「衆人環視」は「大勢の人達が周囲を取り巻き、注目している様」として使われる様になりました。
「衆人環視」の表現の使い方
「衆人環視」の使い方は、「衆人環視の中」「衆人環視のもと」など、状態を表す言葉を伴って使われることが多くなります。
その他にも後に続く言葉により、様々な助詞が使われて、汎用性の広い言葉です。
「衆人環視」というと、街中で何か大きな事件が起きた時に使われる為に、悪いイメージを持つ人もいます。
しかし「衆人環視」は大勢の人が興味を持って見守っているというニュアンスもあるので、良い意味でも使われる言葉なのです。
「衆人環視」を使った例文と意味を解釈
「衆人環視」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「衆人環視」を使った例文1
- 「衆人環視」を使った例文2
「衆人環視」を使った例文1
「衆人環視の中で大ゲンカをした」
酔っぱらった勢いでケンカをする人もいるでしょう。
駅までなどで派手に喧嘩をして、周囲を人でぐるりと取り囲まれた状態になってしまったことを表しています。
「衆人環視」を使った例文2
「衆人環視の中パフォーマンスを成功させた」
イベント会場などで許可された場所でパフォーマンスをしました。
段々と人が周囲に集まってきて取り囲まれる状態になったのですが、見事に成功させたことを表しています。
「衆人環視」の類語や類義語・言い換え
「衆人環視」の類語を紹介します。
- 「公衆の面前で」【こうしゅうのめんぜんで】
- 「人目につく所で」【ひとめにつくところで】
「公衆の面前で」【こうしゅうのめんぜんで】
「一般の人達が見ているところで」という意味です。
「衆人環視」の様に立ち止まって見ているというニュアンスはありませんが、大勢の人達に見られるという点で類語と言えます。
「人目につく所で」【ひとめにつくところで】
「多くの人に見られる様な場所で」という意味で、こちらも漠然と多くの人達に見られるという点で類語です。
「衆人環視」は「大勢の人達がぐるりと取り巻いて見ていること」という意味です。
良い意味、悪い意味どちらでも使える様になりましょう。