「郷入り」とは?意味!解説
日本語の中には歴史上で存在したが現代ではほとんど聞かない言葉も多く存在します。
時には拷問・罰を表すような酷な言葉も含まれますが歴史を学ぶ上で避けることはできないものもあります。
そんな言葉に「郷入り」が挙げられます。
目次
- 「郷入り」とは?
- 「郷入り」の概要
- 「座敷牢」とは?
「郷入り」とは?
「郷入り」とは江戸時代に存在した処罰・刑罰の方法の一つとされています。
実際に庄内藩において行われた藩内での流刑とされており、刑を受ける人や争いの敗者に行われる処分として扱われ、現代も認知されています。
「郷入り」の概要
「郷入り」という言葉は古くから存在する処罰・刑罰の一つとされていますが、その方法として一般的に山中の僻地に設置された閉鎖された小屋である座敷牢に入れることとされています。
しかし実際には幽閉として扱われており、そこから無事に戻ってくる人はほぼおらず、一度「郷入り」するとその決められた土地・範囲の中で生涯を終えるケースがほとんどとされています。
そのため時に島流し・流刑のような扱いとしても認識されています。
「座敷牢」とは?
「郷入り」において使用される小屋を「座敷牢」と表現します。
元々「座敷牢」とは人を厳重に閉じ込めてしまう建物を意味しています。
しかし厳重に窓や出口などに仕切り・行使などがあり、基本的には出口はなく閉じ込めておくために設置されたものです。
そのため罪人の収容施設のような存在として認知されています。
「郷入り」という言葉は古くから存在する刑を表す言葉の一つです。
日常会話で聞くことは稀ですが、歴史を学んでいく上では必要となる言葉のため正しく理解しておくことが求められます。