「佳い女」とは?意味!解説
「佳い女」は、発音を聞くと納得の言葉ですが、見た目には今ひとつピンとこない言葉かも知れません。
目次
- 「佳い女」とは?
- 「佳い女」の言い換え
- 「佳い女」の表現の使い方・注意点
「佳い女」とは?
「佳い女」は、「いいおんな」と読む言葉です。
発音そのままの意味で、元は「佳人」(かじん)からきている言葉です。
この「佳人」とは、美しい女性を表現する言葉で、江戸時代から使われていたと考えられている言葉です。
明治時代には、江戸自体のそのような女性が月見をする姿が描かれた「人遊園之月見」という浮世絵が発表されています。
「佳い女」の言い換え
「佳い女」は、そのまま「いい女」として今でも使える言葉ですが、少し品のある言い換え表現になる言葉です。
- 「美人」【びじん】
- 「麗人」【れいじん】
「美人」【びじん】
「佳い人」の元の「佳人」は、現在ではこの「美人」と表現されます。
この言葉が分からないという人は居ないでしょう。
「麗人」【れいじん】
この「麗人」は、「佳人」と同様の意味で昔から存在している言葉です。
1930年には佐藤紅緑氏による小説のタイトルにもなっており、この作品は同年に映画化もされています。
現在ではあまり使わない言葉ですが、現代国語辞典にもきちんと記載のある言葉です。
「佳い女」の表現の使い方・注意点
「佳い女」は、現代風に「いい女」と表記しても、あまり品があるとは言えない言葉です。
その為、できれば「美人」と言い換えて使った方がいいでしょう。
「佳い女」は、読み方さえ分かれば問題のない言葉だと言えるでしょう。
ただし、あまり積極的に使うべき言葉でもありません。