「お目見え」の意味とは!言葉を徹底解説
日常会話で「お目見え」という言葉を聞くことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文などを併せて紹介します。
目次
- 「お目見え」とは?
- 「お目見え」の表現の使い方
- 「お目見え」を使った例文と意味を解釈
- 「お目見え」の類語や類義語・言い換え
「お目見え」とは?
「お目見え」の概要について紹介します。
- 「お目見え」の読み方
- 「新たに人前に姿を現すこと」の意味
- 「著名人や目上の人に初めて会うこと」の意味
- 「新商品が発表されること」の意味
- 「お目見え」の語源
「お目見え」の読み方
「お目見え」は「おめみえ」と読みます。
「お見え(おみえ)」と読み間違わない様に注意しましょう。
「新たに人前に姿を現すこと」の意味
今迄幅広く知られていた人物がしばらくの間なりを潜め、時間が経ってから改めて人前に出てくることを言います。
主にイメージチェンジを図ったり、何か特別な発表あるなどの目的で、時間を稼ぎ人前に姿を現した時の表現です。
「著名人や目上の人に初めて会うこと」の意味
今迄全くつながりのなかった有名人や、地位のある人など、自分よりも高い立場の人に初めて会うことを言います。
相手に見られることを謙遜して言う言葉です。
「新商品が発表されること」の意味
ビジネスではこちらの意味で最も良く使われます。
今迄長年研究開発を続けてきて、世間からも期待されていた様な新しい商品やサービスなどを世間に発表することを言います。
特別に会場を設けてイベントとして行うことが多くなります。
「お目見え」の語源
「お目見え」の語源は「御目見」からきています。
「御目見」とは、江戸時代に大名や旗本などが、江戸城を訪れて直接将軍と謁見することを言います。
昔は大名の中でも将軍家に貢献したり、特別に目を掛けられている人達でないと江戸城に入ることはできませんでした。
「御目見」できるということは栄誉であり、ステイタスだったのです。
将軍の「お目にまみえる」という意味で「お目見え」と言われる様になりました。
「お目見え」の表現の使い方
「お目見え」は、そもそも目上の人に対面する時に使います。
転じてビジネスでは、お客様が神様ですから、商品をお客様の目にまみえるという意味で使われているのです。
人に会ったり何かを見せる時に、相手に対して敬意を払っている表現として使いましょう。
「お目見え」を使った例文と意味を解釈
「お目見え」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「お目見え」を使った例文1
- 「お目見え」を使った例文2
「お目見え」を使った例文1
「話題の商品がとうとうお目見えした」
ゲーム機やソフトなどで、前評判の高かった製品がついに発表された時の表現です。
「お目見え」を使った例文2
「ついに待望のバンダの赤ちゃんがお目見えします」
上野動物園のシャンシャンは一般公開されるまでに時間がかかりました。
長い間待っていた人達に一般公開する時のフレーズです。
「お目見え」の類語や類義語・言い換え
「お目見え」の類語を紹介します。
- 「ご披露」【ごひろう】
- 「拝顔する」【はいがんする】
「ご披露」【ごひろう】
「お披露目」の省略語で、「芸者が初めて人前に出ること」「襲名や結婚のお知らせをすること」という意味です。
「拝顔する」【はいがんする】
「人と会うことの謙遜の意味」で、「顔を拝みながら見ること」からきています。
「お目見え」は「新たに人前に姿を現すこと」「著名人や目上の人に初めて会うこと」「新商品が発表されること」の3つの意味があります。
ビジネスでは3つ目の意味で最も良く使われるので覚えておきましょう。