「いける口」とは?意味など徹底解説
この「いける口」は、社会人になれば、(特に男性は)嫌でも一度は耳にすることになるでしょう。
目次
- 「いける口」とは?
- 「いける口」の語源
- 「いける口」の類語や言い換え
「いける口」とは?
「いける口」とは、お酒がそれなりに飲めるかどうか聞く際に使われる言葉です。
「いける口でしょ?」と用いるだけで、「結構お酒は飲める方?」と表現することができる為、お酒に人を誘う際にはよく使われる言葉です。
注意点として、この「それなりに」や「結構」という部分が曲者で、自分ではそのように思っているのでそうだと答えたものの、相手の考えるそれとは異なっているという場合少なくありません。
例えば、350mlの缶ビール2本程度で「それなりには飲める」と考える人も居れば、それを5本に加えて焼酎の水割り3杯は飲まないと、とても飲めるとは言えないと思っている人も居るからです。
よって、相手が酒豪だと分かっている時には、簡単にそうだと答えてしまうのは考えものです。
「いける口」の語源
「いける口」は、「行ける」から発展して作られた言葉で、「どんどん前へ行く」という意味をお酒の進みに引っ掛けて、このような意味で使われるようになりました。
「口」は、そのままお酒は口から飲むことからきています。
「いける口」の類語や言い換え
「いける口」と同様の意味で使われる言葉です。
これらも一見では意味が分からないかも知れません。
- 「左利き」【ひだりきき】
- 「うわばみ」【うわばみ】
「左利き」【ひだりきき】
いわゆるサウスポーのことではなく、「酒飲み」を表現して使うこともできる言葉です。
その理由は、昔の武士は左手で杯を持っていた(右手はいつでも刀が抜けるように空けていた)ことからで、右利きだと分かっている人に、「お酒の方は左利きでしょ?」などと冗談交じりに使うことがあります。
「うわばみ」【うわばみ】
大蛇のことを指す言葉と同時に、その大蛇が何でも飲み込んでしまうことから、「大酒飲み」のこととしても使われます。
「あの人はうわばみだから、まともに付き合うと大変だよ」のように用いられることが多いです。
「いける口」は、男性は覚えておいた方がいい言葉です。
ただし、迂闊にそうだと言ってしまうと、大変なことになってしまうかも知れないので注意してください。