「保身に走る」とは?意味や言い換え!例文と解釈
あなたの職場や仕事の関係者で「保身に走る」という言葉で後ろ指を指されている人がいないでしょうか?
この言葉で指摘される人は、周りから疎まれているような人かもしれません。
そこで今回はこの「保身に走る」について考察していくことにします。
目次
- 「保身に走る」とは?
- 「保身に走る」を分解して解釈
- 「保身に走る」の表現の使い方
- 「保身に走る」を使った例文と意味を解釈
- 「保身に走る」の類語や類義語・言い換え
「保身に走る」とは?
「保身に走る」とは、「自らの地位や身の安全を最優先にして守ろうとすること」、「他人の不幸など一切構わず自分の地位や名声を守るようなこと」という意味があります。
1-1 「保身に走る」の読み方
「保身に走る」は「ほしんにはしる」と読みますが、間違いのないようにここでしっかりとチェックしておきましょう。
「保身に走る」を分解して解釈
「保身に走る」を「保身」と「走る」の2つの言葉に分けてそれぞれの意味を解釈することにします。
- 「保身」
- 「走る」
「保身」
「保身」とは、「自分の地位、名声、身分を失うまいととても気を遣って行動すること」という意味になります。
「走る」
「走る」は、「速く進む」、「速く動く」という意味の他に「ある方向に急に動くこと」、「あることを目当てとして急いで行く」、「歩きまわる」、「ある方向に通じる」などの解釈があります。
「保身に走る」の表現の使い方
「保身に走る」には、「自分の立場を最優先にして他人のことを構うことなく、自分だけを守る」という意味があるので、ビジネスの世界や政治の世界でも、自分のミスを棚に上げて、自分を守ろうと躍起になっている人を指して言う時に使います。
「保身に走る」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「保身に走る」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「保身に走る」を使った例文1
- 「保身に走る」を使った例文2
「保身に走る」を使った例文1
「職場で責任逃れようすぐにしようとする人は保身に走る人間だ」
仕事上でミスしてしまった時に、その責任か必死に逃れようとする人が、周りにいることがあります。
そのような人こそ、「保身に走る」タイプの人間で、会社ではいつも責任逃れをして、家庭に帰ると、全く家のことをしない面倒なことを嫌っています。
何事にも面倒臭がりな人は、「保身に走る」傾向が強い場合があります。
「保身に走る」を使った例文2
「保身に走るタイプの人間は、自己中心的で、自分さえ良ければ構わないと考えていることがほとんどだ」
「保身に走る」人間は、自分のことを常に最優先して考える習慣がついています。
自己中心的な考えに走るようになります。
周りの人のことを考えず、自分の非を素直に認めるどころか、人のせいにしてしまう性格をしています。
「保身に走る」の類語や類義語・言い換え
「保身に走る」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「自分の身を守る」【じぶんのみをまもる】
- 「自分のことしか考えない」【じぶんのことしかかんがえない】
「自分の身を守る」【じぶんのみをまもる】
「自分の身を守る」が「保身に走る」の類義語として言い換えることができます。
「自分の安全を確保する」という解釈もできるのですが、いい意味で使われる場合は、「事故から自分の身を守る」という使い方もできますが、類義語としては、「保身」の要素が強くなります。
「自分のことしか考えない」【じぶんのことしかかんがえない】
「自分のことしか考えない」も類義語として挙げることができ、「人のことを拝領せずに自分のことを優先する」ということになります。
「保身に走る」の意味や活用シーンを紹介してきましたが、この「保身」のことについてよく知っておくことで、自分の行動を冷静に振り返ることができますし、周りの人がどのようなことを考えているのかを観察することもできます。
そして、もしかすると、自分自身もそのような「保身に走る」行動をしていないか、気付きにチャンスになると思います。