「震えて待て」とは?意味など徹底解説
「震えて待て」は、新作の映像コンテンツや新製品の発売の前に、その提供側が宣伝に使うことがあります。
目次
- 「震えて待て」とは?
- 「震えて待て」と「震えて眠れ」の違い
- 「震えて待て」の元ネタは?
「震えて待て」とは?
「震えて待て」は、「大きな期待をして待っていて欲しい」という意味で使われる言葉です。
「震えて」という表現は、大きな出来事を前にすると興奮から出る「武者震い」からきています。
よって、それほど大きなことだと表したい時に用いられると考えていいでしょう。
その為、本来は誰もが期待するタイトルの新作や、画期的な技術が採用された新商品などに使うべき表現ですが、実際にはそれほどのものではなくても、購入意欲を煽る為に使われているのが現実です。
「震えて待て」と「震えて眠れ」の違い
「震えて眠れ」は、同名のアメリカの映画から使われるようになった言葉です(正式な表記は「ふるえて眠れ」です)。
同作品はサスペンスホラーで、恐怖を抱きながら眠ることになる(一連の騒動が解決するまで、とても安眠はできない)様子が描かれており、同様に恐怖(とまではいかない不安も含めて)の為にとても安眠は難しいだろうと表現したい時に使います。
それほど難しく考える必要はなく、例えば、明日が合格発表だという前日の夜に、「今夜は正に震えて眠れというやつだ」のように用いる言葉です。
「震えて待て」の元ネタは?
この「震えて待て」は、「カナリア~この想いを歌に乗せて~」というゲームに登場する八朔絵理というキャラクターの口癖が元ネタではないかと言われています。
ですが、このゲームの発売は2000年で、それよりも10年以上前から「震えて待て」が使われていたのが確認されています。
それは、1983年に発売された森脇美喜夫氏の新作のアルバムの宣伝文の為の「噂によれば次のアルバムは片面スタジオ、片面ライヴになるということだ!震えて待て!」という文句で、これが初出だと考えていいでしょう。
「震えて待て」は、そのほとんどが煽り文句だと解釈して構いません。
よって、見聞きしたとしても、それほど気にする必要はないでしょう。