「私腹を肥やす」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「私腹を肥やす」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「私腹を肥やす」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「私腹を肥やす」とは?
- 「私腹を肥やす」の英語と解釈
- 「私腹を肥やす」の表現の使い方
- 「私腹を肥やす」を使った例文と意味を解釈
- 「私腹を肥やす」の類語や類義語・言い換え
「私腹を肥やす」とは?
「私腹を肥やす」というのは公の地位や立場を利用して自分の財産を増やすということです。
自分の地位や立場を使って資材を増やすという表現であり、会社のお金を使い込む、着服する、横領する、などという意味で利用されることが多い表現です。
食べ過ぎで体重が増えるなどという意味ではありません。
不当に個人的な利益を得るという意味ですので、良い表現ではありません。
立場を利用したまともではない儲け、などという意味になります。
- 「私腹を肥やす」の読み方
「私腹を肥やす」の読み方
「私腹を肥やす」は「しふくをこやす」と読みます。
ぜひ覚えておきたい表現です。
「私腹を肥やす」の英語と解釈
「私腹を肥やす」という表現を英語にすると“amass personal fortunes”や“benefit oneself”になります。
例えば、「マネージャーの地位を利用して彼女は私腹を肥やしています」ということであれば“She parlays a position as a manager.”になります。
「私腹を肥やす」の表現の使い方
例えば、よく「経費で落ちるから」などという表現を使う人がいますよね。
確かに仕事関係であれば食事に行っても経費で落とせるでしょう。
しかし、経費で落とせるからという理由で家族で食事に行ったにもかかわらず、それを経費で落とそうとしていたり、仕事とは全く関係ない食事を経費で落とそうとしていたりすれば、それは「私腹を肥やす」ということになります。
あるいは、出張等の時間をわざと大きくして申請していたり、交通費等をごまかしていたりすれば、それも「私腹を肥やす」ということになってしまいます。
「私腹を肥やす」を使った例文と意味を解釈
これは例文を紹介していきます。
- 「私腹を肥やす」を使った例文1
- 「私腹を肥やす」を使った例文2
「私腹を肥やす」を使った例文1
「彼女は税金対策のために全て経費で落としていたらしい、私腹を肥やしていたんだね」
自営業などの場合、税金対策はとても重要ですよね。
税金を減らすために借金をするというのはむしろ当たり前であり、そのために高級車に乗るんだという人もいます。
あらゆる食事や電気代等にかかったお金を経費で落としてしまえば、それは「私腹を肥やす」ということになるでしょう。
本来はビジネスに関係のないものもビジネスに関係があるかのように見せかけてしまえば、それはまさに私腹を肥やしているといえます。
「私腹を肥やす」を使った例文2
「彼は出張に行くために交通費をごまかし、私腹を肥やしていたらしい」
出張に行くときには交通費などもきちんと申請しなければいけません。
しかしそれをごまかしていたとなれば、私腹を肥やしていたと言われてしまうでしょう。
交通費等はしっかりとルールを守って申請しなければいけませんね。
例えば新幹線でもグリーン車が使えることもあれば、一般車しか使えないこともあります。
きちんと職場に確認し、ルールを守りましょう。
「私腹を肥やす」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「着服する」【ちゃくふくする】
- 「横領する」【おうりょうする】
「着服する」【ちゃくふくする】
「着服する」というのは衣服を着る以外にも、金品等を密かに盗んで自分のものにする、という意味があります。
売上金を着服する、などと表現します。
「横領する」【おうりょうする】
「横領する」というのは他人や公共のものを不当に自分のものにする、という意味です。
他人から預かっているものなどを勝手に自分のものとして売却したりすれば、それは横領罪になります。
「私腹を肥やす」という事は犯罪になる可能性もありますので、やってはいけません。
正直でいることが重要です。