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「建設的議論」とは?意味や読み方・使い方と注意点・例文・類語まで詳しく解説!

話し合いというものは、この「建設的議論」にならないことには、あまり意味がないかも知れません。

建設的議論

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「建設的議論」とは?意味や読み方・使い方と注意点・例文・類語まで詳しく解説!>


目次

  • 「建設的議論」とは?
  • 「建設的議論」を分解して解釈
  • 「建設的議論」の表現の使い方と注意点
  • 「建設的議論」を使った例文と意味を解釈
  • 「建設的議論」の類語


「建設的議論」とは?

「建設的議論」とは?

「建設的議論」とは、現状より何かをよくしようと行う話し合いのことです。

どちらかが一方的に相手側に伝えるのではなく、お互いが自由に意見を出せる話し合いに対して使われます。

専門的な内容の場合もありますが、単純な内容の場合も多いです。

例えば、マンションで痛んだ部分の修繕費用を住民が積み立てたお金から捻出するか、それとも、その為にこれから別に住民から徴収するかといった内容のマンションの管理組合と住民側との話し合いが行われたとします。

これが「建設的議論」となれば、積立金からの捻出額と新たな徴収の額を半分ずつにするといったような内容になると考えてください。

このように、基本的にお互いにとって(三者以上の場合は、その全てにとって)納得のできる結果で終わることを目指すのが建設的議論です。

  • 議論の読み方

議論の読み方

「建設的議論」は、「けんせつてきぎろん」と読んでください。

このような話し合いは、お互いに忌憚のない意見を交わすことで行えるものですが、そうとは言っても、言いたいことが全部(正直に、言いたいように)言えるものでもありません。

お互いに、譲れる部分は譲り、通したい部分は通すことを目指して行われないといけません。

そうでないと、「建設的議論」とはならなくなってしまいます。



「建設的議論」を分解して解釈

「建設的議論」を分解して解釈

「建設的議論」を分解し、それぞれの言葉について解釈していきます。

  • 「建設的」
  • 「議論」

「建設的」

この「建設」と例えられるように、お互いによって(言いたいことや譲り合いによって)積み上げていくことで何かをよくしようとすることです。

「建設的な提案」といったような形で用いられることも多く、この場合も、言いたいことは言っているが、もちろん譲っている部分もある(それらにより、いい方向にもっていきたい)提案だと考えていいでしょう。

「議論」

「議論」は、話し合いのことを指しますが、決して穏やかなものだけでなく、激しい言い合いになるようなものも含まれます。

しかし、「建設的議論」とすると、そのような議論ではなく、お互いに納得できる結論を目指して行われることになります。

「建設的議論」の表現の使い方と注意点

「建設的議論」の表現の使い方と注意点

本当はそうとは言えないような場合でも、「建設的議論だった」などと後から使われることがある為、そのまま鵜呑みにはできない言葉です。

よって、その話し合いに参加した全ての人がそう思ったのでないと、本当の意味での「建設的議論」とは言えないでしょう。



「建設的議論」を使った例文と意味を解釈

「建設的議論」を使った例文と意味を解釈

「建設的議論」を使った例文と、その意味の解釈です。

この言葉は、そのようにしたい、本当にそうだったと使うに越したことはないでしょう。

  • 「建設的議論」を使った例文1
  • 「建設的議論」を使った例文2

「建設的議論」を使った例文1

「次の話し合いは、お互いにいい結果になるような建設的議論を目指して行いたい」

どのような話し合いも、基本的にはそう思って行うものです。

ですが、いつもそのようにうまくいくとも限らないのが現実というものです。

「建設的議論」を使った例文2

「今回は、とても建設的議論になったと考えていいだろう」

話し合いが自分たちだけでなく、相手にもいい結果になりそうだと言っています。

片方だけが得をするような結論では、とても「建設的議論」とは表現できません。

「建設的議論」の類語

「建設的議論」の類語

「建設的議論」と同様の意味で使われる言葉です。

こちらもよく用いられます。

  • 「前向きな議論」【まえむきなぎろん】

「前向きな議論」【まえむきなぎろん】

お互いにいい方向になるような内容の話し合いをすることで、「建設的議論」と同じ意味になります。

「今日は前向きな議論ができてよかった」などと使われます。

icon まとめ

問題が起こっている同士の話し合いは、この「建設的議論」となって、解決に向かうのが理想です。

お互いにどうしても通したい部分があるのは分かりますが、譲らなくてはいけない部分もあることを忘れてはいけません。