「ひしひしと感じる」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「ひしひしと感じる」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「ひしひしと感じる」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「ひしひしと感じる」とは?
- 「ひしひしと感じる」を分解して解釈
- 「ひしひしと感じる」の表現の使い方
- 「ひしひしと感じる」を使った例文と意味を解釈
- 「ひしひしと感じる」の類語や類義語・言い換え
「ひしひしと感じる」とは?
「ひしひしと感じる」というのは心の底からそうだと感じる、痛いほどよくわかる、強く共感できる、という意味になります。
「ひしひしと」という言葉には感情や雰囲気などが激しく強く心に伝わってくるという意味であり、「ひしひしと感じる」「ひしひしと伝わる」と使います。
思い知る、よくわかる、痛い位にわかる、という時に使われる言い回しであり、ただ単にわかる、という表現をさらに強くした言い回しになります。
- 「ひしひしと感じる」の読み方
「ひしひしと感じる」の読み方
「ひしひしと感じる」という言い回しは「ひしひしとかんじる」と読みます。
ぜひ覚えておきたい表現です。
「ひしひしと感じる」を分解して解釈
ここでは「ひしひしと感じる」という表現を分解して紹介していきます。
- 「ひしひし」
- 「感じる」
「ひしひし」
「ひしひし」という表現は先ほども述べた通り、感情や雰囲気などがとても強く心に伝わってくる、という意味です。
ひらがなで書くことが多く、痛切に、などと同じ意味を持ち合わせています。
強く感じる、切実に感じる、などという意味があります。
「感じる」
「感じる」という表現は「感ずる」と同じ意味を持っています。
身体的、精神的、あるいは感情的な状態を意識するという意味であり、自覚する、覚える、催す、などということもあります。
「ひしひしと感じる」の表現の使い方
例えば海外で生活すると、日本の良さを「ひしひしと感じる」こともあるのではないでしょうか。
日本はどこに行っても綺麗ですし、清潔感がありますよね。
特に日本のトイレは世界一とも言われますし、日本のサービス精神も世界一だと評価されています。
ヨーロッパなどに行けばトイレに入るのにお金を払わなければいけないなどということもありますが、日本であれば無料でとてもきれいなトイレが利用できます。
お店に行っても丁寧な対応を得ることが可能ですし、安心できますよね。
そのような良さは海外ではなかなか味わえません。
そのため、海外で生活すると日本の良さを「ひしひしと感じる」と言えるのです。
「ひしひしと感じる」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「ひしひしと感じる」を使った例文1
- 「ひしひしと感じる」を使った例文2
「ひしひしと感じる」を使った例文1
「自分が親になり、親のありがたみをひしひしと感じました」
自分が思春期の頃などは親に対してうるさいなと思ったり、何もしてくれないと思ったり、という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
しかしいざ自分が独り立ちをして結婚し、親になると、親のありがたみがひしひしと感じられるということもありますよね。
子供が泣いた時に親がどのように思うのか、子供が病気になれば親がどのように看病するのか、実感できたという人もいるのではないでしょうか。
「ひしひしと感じる」を使った例文2
「一人暮らしを始め、母親のありがたみをひしひしと感じました」
家族と同居しているとあまり感じなかったとしても、一人暮らしをすると、仕事から帰った時に晩ご飯の準備がしてある、誰かが洗濯してくれる、という状態のありがたみを感じる、という人も多いのではないでしょうか。
そもそも家に帰った時に明かりがついていて、誰かが「おかえり」と言ってくれる状況などは幸せだと思えるかもしれませんね。
一人暮らしをしていれば、家族も心配しているかもしれません。
休みがあったらぜひ帰省し、両親に顔を見せたいものです。
「ひしひしと感じる」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「切実に感じる」【せつじつにかんじる】
- 「痛切に感じる」【つうせつにかんじる】
「切実に感じる」【せつじつにかんじる】
「切実に感じる」というのは感情や思いを強く感じる、という意味です。
心に強く感じた場合にこの表現が使えます。
「痛切に感じる」【つうせつにかんじる】
「痛切に感じる」というのは身に染みて強く実感する、という意味です。
「痛切」というのは何らかの考えや感情を強烈に実感する、という意味になります。
独り立ちをすると、家族や故郷のありがたみを「ひしひしと感じる」ことがあるかもしれませんね。
ありがたいと思ったら、ぜひ感謝を述べるようにしましょう。