「へちゃむくれ」の意味とは!言葉を徹底解説
日常会話で「へちゃむくれ」という言葉がありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
例文や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「へちゃむくれ」とは?
- 「へちゃむくれ」の表現の使い方
- 「へちゃむくれ」を使った例文と意味を解釈
- 「へちゃむくれ」の類語や類義語・言い換え
「へちゃむくれ」とは?
「へちゃむくれ」の概要について紹介します。
- 「役にたたない者」の意味
- 「人の容貌を卑しめる言葉」の意味
- 「へちゃむくれ」の語源
「役にたたない者」の意味
「へちゃむくれ」は方言として使われている言葉で、地方によって意味が変わって来ます。
一部の地域では「役立たず」「意気地なし」という意味で使われます。
「へちむくり」と言うこともあります。
「人の容貌を卑しめる言葉」の意味
人の目鼻立ちを罵って言う言葉で、平たい顔・怒った様な表情などのネガティブな意味を合わせた表現です。
主に女性に対して使われ、関西では略して「へちゃ」と言うこともあります。
「へちゃむくれ」の語源
「へちゃむくれ」の語源には幾つかの説があります。
1つ目は「ぺちゃっと平たくてむくれた様な顔」という言葉から作られたという説です。
2つ目は「へちまくれ」が変化したという説です。
昔は「へちま」は、中をくりぬいて水筒の様に使う大切な植物でした。
しかしまくれているもの(曲がっているもの)は水筒に加工できないことから「へちまくれ=無駄なもの=取るに足らないもの」として使われる様になったのです。
「へちゃむくれ」の表現の使い方
「へちゃむくれ」の使い方を紹介します。
- 「へちゃむくれ顔」
- 女性にとって失礼に当たる
「へちゃむくれ顔」
「へちゃむくれ」は基本的女性の顔立ちに対して使われます。
日本人らしく鼻が低く、口が真っ直ぐに閉じている顔立ちのことを言います。
但し、見た目がそのままそうではなく、十人並みの容姿の女性が何か気に入らないことがあり、不機嫌になっている時にも「へちゃむくれ顔」が使われます。
女性にとって失礼に当たる
「へちゃむくれ」は女性の顔立ちをおとしめる表現です。
言われて嬉しい女性はなく、人前で使うと「デリカシーがない」「セクハラ」と言われてしまうでしょう。
余程親しい仲の女性に冗談として言う時を除いて使わない方がいいでしょう。
「へちゃむくれ」を使った例文と意味を解釈
「へちゃむくれ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「へちゃむくれ」を使った例文1
- 「へちゃむくれ」を使った例文2
「へちゃむくれ」を使った例文1
「へちゃむくれだが笑うと愛嬌がある女性だ」
日本人らしくのっぺりとした顔立ちで、お世辞にも美人とは言えないのですが、笑うと愛嬌があってカワイイと思えることを表しています。
「へちゃむくれ」を使った例文2
「さっきから彼女がへちゃむくれている」
デート中に彼氏が何か気に入らない言動をしたらしく、まずまずのカワイイ女性がぶすっとした残念な表情になってしまっていることを表しています。
「へちゃむくれ」の類語や類義語・言い換え
「へちゃむくれ」の類語を紹介します。
4-1「ブサイク」
「不細工」と書き、「顔の細工が上手くないこと」を表します。
男性にも女性にも使えますが、非常に失礼な言葉です。
「おかちめんこ」
「目鼻がつぶれた様な顔の女性のこと」で、「雄勝石(おがついし)という素材で作られたメンコを地面にたたきつけて絵柄がつぶれてしまった様子」に由来しています。
「へちゃむくれ」は「役にたたない者」「人の容貌を卑しめる言葉」という2つの意味があります。
女性に対して使う時には注意しましょう。