「流言」とは?意味や使い方!例文や解釈
「流言」とは、「客観的な根拠のない噂を言いふらすこと・その噂話」を意味する言葉です。
「流言」の「意味・読み方・使い方・流言を使った言葉・例文と解釈・流言と噂話の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「流言」とは?
- 「流言」の表現の使い方
- 「流言」を使った言葉と意味を解釈
- 「流言」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「流言」と「噂話」の意味の違い
- 「流言」の類語や類義語・言い換え
- 「流言」の英語と解釈
「流言」とは?
「流言」という表現は、「客観的な根拠のない噂(デマ)を言いふらすこと」や「世の中(他者)に言いふらされた根も葉もない噂話」を意味しています。
「流言」というのは、「人・物事に対する噂話が広い範囲に流れること」や「世の中に広められた具体的根拠のない噂話」を意味する表現なのです。
- 「流言」の読み方
「流言」の読み方
「流言」の読み方は、「りゅうげん」になります。
「流言」の慣用的な読みとして、「るげん」と読まれることもあります。
「流言」の表現の使い方
「流言」の表現の使い方は、「根も葉もない無責任な噂話が広まっている状態がある時」や「客観的根拠のない噂話を指示する場合」に使うという使い方になります。
例えば、「悪意のある流言を信じて誰かに広めれば、誰かが人知れず苦しむことになります」といった文章において、「流言」の表現を正しく使用することができます。
「流言」を使った言葉と意味を解釈
「流言」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「流言飛語」【りゅうげんひご】
- 「流言に惑わされる」【りゅうげんにまどわされる】
- 「流言を広める」【りゅうげんをひろめる】
「流言飛語」【りゅうげんひご】
「流言飛語」という四字熟語は、「人から人へと口づて(口コミ)で伝わる根も葉もない噂話・根拠のない世の中に広まった噂話」を意味しています。
例えば、「世情が混乱してくると、人々の間に無責任な流言飛語が飛び交うことになります」といった文章で使用することができます。
「流言に惑わされる」【りゅうげんにまどわされる】
「流言に惑わされる」という表現は、「客観的根拠のない噂話に、影響されてしまうこと、気持ちや判断が乱れてしまうこと」を意味しています。
例えば、「流言に惑わされた私は、大切な友達を傷つけてしまいました」といった文章で使用できます。
「流言を広める」【りゅうげんをひろめる】
「流言を広める」という表現は、「根も葉もない噂話を、他者や世の中に広めること」を意味しています。
例えば、「面白おかしく流言を広める人は、その流言の持つ当事者に対する影響力を自覚していないのです」といった文章で使われます。
「流言」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「流言」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「流言」を使った例文1
- 「流言」を使った例文2
「流言」を使った例文1
「私の家族・親戚にまつわる流言に、長期間にわたって苦しめられてきました」
この「流言」を使った例文は、「私の家族・親戚にまつわる根拠のない悪意のある噂話に、長期間にわたって苦しめられてきた」ということを意味しています。
「流言」を使った例文2
「流言に惑わされて態度を変える人が多いからこそ、何の根拠(証拠)も無しに、いい加減な噂を流して喜ぶ人がいるのです」
この「流言」を使った例文は、「根も葉もない噂話に影響されて態度を変える人が多いからこそ、何の根拠(証拠)も無いのに、いい加減な噂を流して喜ぶ人がいる」ということを意味しています。
「流言」と「噂話」の意味の違い
「流言」と「噂話(うわさばなし)」の意味の違いは、「噂話」の表現は「世間で言いふらされている話題・特に誰かについて言いふらされている内容」を意味していますが、「流言」の表現は「客観的な根拠のない噂話・特定の個人に関する噂話以外の内容も多い」を意味しているという違いがあります。
また、「流言」は基本的に「根も葉もない根拠のない噂話」を意味していますが、「噂話」には「根拠のある言いふらされている話題」も含まれているという違いがあります。
「噂話」には「誰か(何か)についての世間話」という意味合いがありますが、「流言」には「世間話(せけんばなし)」の意味はないという違いもあります。
「流言」の類語や類義語・言い換え
「流言」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「デマ・噂話」
- 「流説・風説」
- 「風評・虚報」
「デマ・噂話」
「流言」の類義語・言い換えとして、「デマ・噂話」があります。
「流言」という言葉は、「根も葉もない噂話」や「具体的根拠のない無責任なデマ(虚言の情報)」を意味しています。
その意味合いから、「流言」の表現は「デマ・噂話」という表現に言い換えられるケースがあるのです。
「流説・風説」
「流言」の類語・言い換えには、「流説・風説」があります。
「流説」という表現は「世間に広められている根拠のない噂・流言」ということを意味していて、「風説」という表現は「世間に広まっている噂・評判」ということを意味しています。
世間に広まっている根も葉もない噂話を示す「流言」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「流説・風説」という表現を上げられます。
「風評・虚報」
「流言」の類義語・言い換えとして、「風評・虚報」があります。
「風評」という言葉は「世間で色々と取り沙汰されていることの内容・噂話」ということを意味していて、「虚報」という表現は「世間に広まっている事実ではない虚偽の情報」ということを意味しています。
それらの意味合いから、「流言」という言葉と近しい似た意味を持つ類義語(シソーラス)として、「風評・虚報」という表現を上げることができます。
「流言」の英語と解釈
「流言」という言葉を英語で表現すると、以下のようになります。
“rumors”(噂話・流言)
“gossip”(ゴシップ・醜聞・悪い内容で広められた噂話・流言)
“slander”(悪口・誹謗中傷・名誉毀損などの内容を含む流言)
- “The unfounded rumors spread to the neighborhood.”
“The unfounded rumors spread to the neighborhood.”
「流言」という言葉を使ったこの英語の例文は、「根拠のない噂話を近所に広められました」ということを意味しています。
「流言」という言葉について徹底的に解説しましたが、「流言」には「客観的な根拠のないいい加減な噂(デマ)を言いふらすこと」などの意味があります。
「流言」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「デマ・噂話」「流説・風説」「風評・虚報」などがあります。
「流言」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。