「断腸の思い」の意味とは!言葉を徹底解説
「断腸の思い」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「断腸の思い」という言葉を使った例文や、「断腸の思い」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「断腸の思い」とは?
- 「断腸の思い」の類語や類似表現や似た言葉
- 「断腸の思い」を使った例文や短文など
「断腸の思い」とは?
「断腸の思い」という言葉を知っているでしょうか。
「断腸の思いで、○○を手放す」などという言い回しを使ったことがあるかもしれません。
一方で、「断腸の思い」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「断腸の思い」という言葉の意味を紹介します。
- 「断腸の思い」の読み方
- 「断腸の思い」の意味
「断腸の思い」の読み方
「断腸の思い」は「だんちょうのおもい」と読みます。
「断腸」は「だんちょう」、「思い」は「おもい」と読みます。
これを機会に、「断腸」は「だんちょう」と読みましょう。
「断腸の思い」の意味
「断腸の思い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「断腸の思い」には、「はらわたが、ちぎれるほどの悲しい思い」という意味があります。
内臓がちぎれてしまうくらい、悲しいと感じた時に、「断腸の思い」という言葉を使います。
例えば、「断腸の思いで、娘を嫁にやる」という時は、娘を嫁に出すのが、はらわたがちぎれるほど悲しいという意味になります。
このように、「断腸の思い」には、「はらわたが、ちぎれるほどの悲しい思い」という意味があります。
「断腸の思い」の類語や類似表現や似た言葉
次に「断腸の思い」の類語や類似表現を紹介します。
「断腸の思い」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「切ない」【せつない】
- 「泣いて馬謖を斬る」【ないてばしょくをきる】
「切ない」【せつない】
「切ない」には、「寂しさや悲しみに、胸が締め付けられる様子」という意味があります。
このような感情を持つドラマを見た時、「切ないドラマ」と呼びます。
「泣いて馬謖を斬る」【ないてばしょくをきる】
「泣いて馬謖を斬る」という言葉には、「規則や秩序を守るためには、愛する者でも厳しく処分すること」という意味があります。
三国時代の諸葛亮が愛した、馬謖という前途有望な武将が、重大な規律違反を犯したため、処刑したことが由来になっています。
「断腸の思い」を使った例文や短文など
続いて「断腸の思い」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「断腸の思い」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「断腸の思い」を使った例文1
- 「断腸の思い」を使った例文2
「断腸の思い」を使った例文1
「引越しの時、『断腸の思い』でコレクションを売却する」
引越しをする時、間取りが変わり、以前持っていたものを、置けないケースがあります。
大切なコレクションを、悲しい思いを抱えつつ、処分することもあるでしょう。
「断腸の思い」を使った例文2
「海外転勤が決まり、『断腸の思い』で彼女と別れる」
かなり悲しい例ですが、海外転勤が決まり、海外生活が長くなる時、けじめをつけるため、彼女と別れる人もいるでしょう。
このような思いを「断腸の思い」と言います。
「断腸の思い」という言葉について見てきました。
はらわたがちぎれてしまいそうなほど、悲しいと感じた時に「断腸の思い」という言葉を使います。