「盛大に間違える」の意味とは!言葉を徹底解説
「盛大に間違える」という言葉が使われることがありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
使い方や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「盛大に間違える」とは?
- 「盛大に間違える」の表現の使い方
- 「盛大に間違える」を使った例文と意味を解釈
- 「盛大に間違える」の類語や類義語・言い換え
「盛大に間違える」とは?
「盛大に間違える」の概要について紹介します。
- 「盛大に間違える」の意味
- 「盛大に間違える」は誤用?
「盛大に間違える」の意味
「盛大に間違える」の意味は「誰にも分る程大きくしくじること」という意味です。
多くの人が注目している時や、ここは絶対に間違えてはいけないという重要な場面で、誰もが「おかしい」と思う様な大きなしくじりをすることを言います。
ちょっとしたミスをして慌てて言い直すのではなく、自分でも間違いに気づかずに堂々としているなど、間違いっぷりが見事である時の表現です。
「盛大に間違える」は誤用?
「盛大」の意味は、「儀式やイベントなどの規模が大きく華やかなこと」という意味で、その場の雰囲気が盛り上がっている時に使います。
一方「間違える」はネガティブな意味で、規模や華やかさを誇るものではありません。
「盛大に」はポジティブな意味で使われるであり、「間違い」というネガティブな言葉が続くのは誤用といえます。
但し、ネット社会では「盛大に間違える」をひとつのスラングと見なしていますので、皮肉の意味で使われています。
「盛大に間違える」の表現の使い方
「盛大に間違える」は、厳粛なムードや真面目な内容の時に、誰もが分る様な大きな勘違いやミスをした時に使われます。
あまりにも歴然とした間違いで、後になってからネタになる様な内容です。
アナウンサーが言い間違えて意味が大きく違ってしまったり、社名や人の名前など間違えては失礼に当たるものを間違えてしまった時に、ネットニュースやSNSなどで使われる言葉で、ビジネス向きではありません。
「盛大に間違える」を使った例文と意味を解釈
「盛大に間違える」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「盛大に間違える」を使った例文1
- 「盛大に間違える」を使った例文2
「盛大に間違える」を使った例文1
「結婚式の祝辞で新婦の名前を盛大に間違えた」
結婚式の祝辞を頼まれていたのですが、当日緊張のあまりに頭の中が真っ白になってしまい原稿が目に入らなくなってしまいました。
必死になってスピーチをしたのですが、新婦の名前を思いっきり間違えてしまい、ひんしゅくを買ったことを表しています。
「盛大に間違える」を使った例文2
「盛大に間違えても顔色一つ変えなかったアナウンサーは偉い」
テレビで大きな言い間違いをしたにもかかわらず、全く動じずに「失礼いたしました」とだけ言って次の話題に移ったアナウンサーに対して感心したことを表しています。
「盛大に間違える」の類語や類義語・言い換え
「盛大に間違える」の類語を紹介します。
- 「大失態」【だいしったい】
- 「大チョンボ」【だいちょんぼ】
「大失態」【だいしったい】
「とんでもないしくじりをすること」という意味で、失敗した姿を多くの人に知られる時の表現です。
「大チョンボ」【だいちょんぼ】
「重大ミスをすること」という意味です。
「チョンボ」はマージャン用語で「反則」という意味で、そこから「してはいけないこと=ミス」として使われる様になりました。
「盛大に間違える」は「誰にも分る程大きくしくじること」という意味です。
スラングとして間違いをネタにする時に使いましょう。